【神戸市】長田区発祥の神戸B級グルメ「そばめし」を中央区で40年守り抜くお好み焼「えみちゃん」
神戸を代表するB級グルメの一つ「そばめし」。
長い麺と米粒を一緒に食べやすいよう、そば麺を刻みながらお米と炒め混ぜ合わせるので、焼きそばの中にソース味のチャーハンが入っている…
そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
◆長田区のソールフード「そばめし」
「そばめし」は長田区のお好み焼き屋さんの定番メニューですが、一歩長田区を出るとあまり見かけないから不思議です。
それもそのはず、「そばめし」は長田区発祥といわれている、言わば長田のソウルフードなのです。
今回そんな長田区のソールフード「そばめし」の美味しいお店を中央区で発見しました!
場所は新幹線の新神戸駅から南下し、生田川沿いの道を少し東に入ったところ。
周りには目立った飲食店もなく、いきなりお好み焼き屋さんが出没する様子です。
訪問は平日のお昼ご飯時を過ぎたころ。
店内をのぞくと一組の家族連れがおいしそうにお好み焼きをほおばっていました
SNSによると、最近店内を改装されたとのことで、すっきり整っています。
それにしても、中央区とは思えない価格に驚きです。
店内に3つある鉄板付きの個別のテーブルは熱々のお好み焼を自分たちのペースで楽しめるありがたい空間です。
◆あざやかな鉄板さばき!
さて、本日の注文はモダン(大盛)と気になるそばめし(大盛)に決定です。
まずは手際よくモダンが焼きあがります。
注文から出来上がりまでが、実にスピーディー!
モダンを仕上げている間にそばめしに取り掛かります。
いずれも一旦そば麺を炒めてからのドッキング。
好みは様々かと思われますが、麺にしっかり火を通すことにより、麺特有の強力粉のにおいがせず、お好み焼の生地やお米によりマッチしているように感じられます。
注文からわずか10分足らずで、まずは「そばめし」が出来上がりました。
熱々の鉄板にのせられたフォルムも美しく、見た目から食欲がそそられます。
そして特筆する点は、画像からもうかがえる通りの「しっとり・もっちり感」。
前述通り、そばめしにはどちらかというと「パラッ」としたイメージがありますが、えみちゃんのそばめしは、そば麺とご飯がしっかり一体となっています。
だからと言って、ベットリした感じもなく、まさにそば麺とご飯の良い距離感です!
ちなみに、後で何組かの常連さんが来られましたが、みなさん揃って「かす入り」をご注文されていました。
鉄板にのせられたモダンは時間と共にパリっと焼け上がって行きます。
この味変を楽しめるのも、鉄板上でいただく魅力の一つですね!
◆「えみちゃん」ファン多し!
お店の壁には著名人のサインが。
中央区とは言え、三宮中心地からは少し距離のある場所。
えみちゃんが美味しいと知らなければ、訪れないかもしれませんね。
そして一度来られた方は、きっとこの笑顔にまた会いたくて再訪するのではないでしょうか。
ちなみに「えみちゃん」は娘さんのお名前だそう。
40年もの間、長田の味「そばめし」を中央区で守ってくださっているえみちゃんのお母さんに感謝です!
■「えみちゃん」
住所:兵庫県神戸市中央区南本町通6-3
電話番号:078-291-0376
営業時間:12:30~19:00
店休日:月曜日