【笠岡市】「茅の輪くぐり」で半年間の罪穢れを祓ってスッキリ!6月の風物詩「夏越の大祓」おすすめ神社
あっという間に6月も終わりですね。2024年がもう半分過ぎようとしていることに驚きです。1年の折り返しとなる6月30日には、全国各地の神社で「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の神事が行われます。(神社によって日程は一部異なります)
生活していると知らず知らずの間に、小さな過ちを犯したり、ネガティブな気持ちになったりもしますよね。
穢れ(けがれ)=気枯れ
半年に一度くらいは、穢れを祓って元気になりましょうという行事です。あまり知られていませんが、12月31日には「年越の大祓(としこしのおおはらえ)」が行われます。そう、6月と12月はお清めのタイミングなのです。
6月の大祓いでは「茅の輪(ちのわ)くぐり」が有名ですよね。この輪の中を八の字に通ることで、半年の間に溜まった罪や穢れを取り除けると言われています。
笠岡で茅の輪と言えば「稲富稲荷神社(いなとみいなりじんじゃ)」。
既に茅の輪が設置されていたので、早速お参りして罪穢れを祓ってまいりました。
▼神社への行き方(徒歩の場合)
稲富稲荷神社へは色んなルートからアクセス可能ですが、私はマルナカ笠岡店から線路沿いに向かうことが多いです。踏切を渡らずにそのまま東へ、高龗神社(たかおうじんじゃ)の鳥居もくぐって、細い道を進んでいきます。
ココ、面白くないですか?
線路と、歩道橋と、道路が三層に交わっているのです。
タイミングが合えば足元に電車、頭上を車が走り抜けていき、なんともいえない奇妙な感じが楽しいですよ。
この歩道橋は参道の一部。左奥にちょこっと鳥居が見えるでしょうか?笠岡駅からなら商店街をまっすぐ進むと、この鳥居の前にたどりつけます。
歩道橋の側には、神社に向かう階段があります。見た目ほどキツくはないですが、それなりにハーハー言うと思うので、途中で休憩しながらゆっくり登りましょう。
階段を登り切ったら、目の前に「茅の輪」が現れます。
この輪の中を八の字にくぐって、穢れを祓っていきますよー。
神社によってルールが色々あるようですが、一般的なお参り方法をお伝えしますね。
- 輪の前に立って一礼
- 左足から茅の輪をまたいで左回りで正面に戻る
- 輪の正面で一礼
- 次は、右足から茅の輪をまたいで右回りで正面に戻る
- 輪の正面で一礼
- 左足から茅の輪をまたいで左回りで正面に戻る
- 最後に改めて一礼をして、左足から茅の輪をまたいで参拝
この時に、大祓詞(おおはらえのことば)や和歌を唱えるという説もあります。
私はとても覚えられそうにないので「祓えたまい、清めたまえ」とだけ唱えましたが、心なしかスッキリした気分になりました。
ちなみに、この茅(かや)を引き抜いて持ち帰るのは絶対にダメですよ。多くの人の穢れを引き受けるようなものなのでやめておきましょう。
お正月など特別なことが無い限り、境内はたいてい写真のように落ち着いています。時折、お散歩ついでに軽くお参りしてサッと立ち去っていくような人がいる程度。ほぼ貸し切り状態で、神様を独り占めできるような感じが私は気に入っています。
この日も、他の参拝者に気を遣うこともなくゆったりお参りできました。
こちらの拝殿は笠岡市の重要文化財に指定されています。今から200年以上も前の文政2年(1819年)に、笠岡の宮大工が技術の粋を集めて建築したというだけあって、建物の細かい部分を見るのも面白いです。
▼車で行く場合
通称「おかげ橋」と呼ばれる県道60号線を走っていると、注連石(しめいし)が見えると思います。この坂道を上って、境内の手前まで車で行けます。途中で超急カーブがあるので、ゆっくり進みましょう。
特別な行事がある時は、この注連石(しめいし)に案内板が立てられます。
車が3〜4台は停められそうな駐車スペースが奥にあります。
こちらの神社の「夏越祭」はすでに終わっていますが、茅の輪は30日(日)までは設置されているそうなので、2024年後半を健やかに過ごせるように是非お参りしてみて下さい。
稲富稲荷神社(いなとみいなりじんじゃ)
住所:〒714-0081 笠岡市笠岡2363
駐車場:あり
電話:0865-62-2372
御祭神:宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
参考:笠岡市HP