初心者必見!ハーブを学ぶ最短ルートはこれ!
「ハーブを学びたい」
「でもお金も時間もかかるし、間違った方向には行きたくないなあ」
あなたもこんなお悩みを抱えているのではないでしょうか?
もしかしたら
「資格を取れば、私はハーブをマスターできる!」
と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言えば、資格を取ってもハーブはマスターできません。
その理由と、ハーブを学ぶ最短ルートについてお話していきたいと思います。
「ハーブを学びたい」という言葉がハーブの学びを邪魔している
「ハーブを学びたい」
そもそもこの言葉に穴があります。
なぜなら、曖昧すぎるからです。
- 「ハーブを学びたい」と思うから、何をすればいいのか分からなくなる
- 「ハーブの〇〇を学びたい」に言い方を変えると、学び方がおのずと見えてきます
ハーブの学びたいことを明確にする、これがハーブを学ぶ最短ルートです。
今いちどご自分の心に問いかけてみてください。
あなたはハーブの「何を」学びたいのですか?
■ ハーブを学ぶ最短ルート
Step1:ハーブの「何を」学びたいのかを決める
Step2:学びたいジャンルを扱っている本や講座を探す
Step3:自分が「できるようになりたい!」と思う部分からどんどん実践していく
ハーブを学ぶのにお金をかける必要はありません。
インターネットやYouTubeでもその気になればいくらでも学ぶことはできます。
「何を学ぶか」さえ決められれば、「学ぶ手段」はいくらでも見つかるものなのです。
ハーブのジャンルはたくさんある
もしかしたら、ハーブの何を学びたいのかが分からない!という方もいらっしゃるかもしれないので、ハーブのジャンルをざっとご紹介します。
ざっと挙げるだけでもこんなにあるんですよ↓
ハーブのジャンル
■ メディカルハーブ
ハーブを民間薬として活用するための知識。身体の働きを学んだり、自分の体質を学んだりもする。上級者になると医療用語のような難しい言葉も出てくる。
■ ハーブクラフト
ハーブを実践するための知識。ハーブの化粧水や軟膏を作ったり、料理や掃除に役立つハーブクラフトを作ったりもする。
■ ハーブティー
メディカルハーブを生活に取り入れるための方法のひとつ。手軽そうに見えて、実は奥が深いジャンルでもある。
■ ハーブメディスンメイキング(ハーブ薬作り)
ハーブの民間薬を手作りして活かすための知識。ハーブオイルやハーブチンキ作りなど。メディカルハーブの知識も必要になる。
■ ハーブ栽培・ハーブ採集
ハーブを育てたり、野生のハーブを採集したりするための知識。メディカルハーブの先生にはハーブ栽培が苦手な人が多いので、ハーブ栽培専門の先生に学ぶ方が良い。
■ ハーブクッキング
ハーブを料理に使う方法。欧米の料理にはほぼハーブが登場するので、欧米のレシピを作っているだけで学ぶことができる。
■ 植物学
ハーブを植物の学問として学ぶこと。ハーブの「科」はどんな風に分かれしているの?葉脈はどんな風になっている?などのマニアックなものから、ハーブにはどんな化学成分が入っているの?などまで。ハーブを学問として深めたい人におすすめ。
上のリストを見てもうすでにお気づきだと思いますが、「ハーブを学びたい」とはこれらすべてのジャンル、つまり「ハーブの全体を学びたい」ということです。
もしハーブの全部を学んでいたら、学ぶだけでおじいちゃん、おばあちゃんになってしまいます。
ときどきこんなことを言われる方がいらっしゃいます。
「私はハーブのことがまだ分からない。きちんと学んでから使いたいんです!」
「ハーブの資格を取り終えてから使いたいんです!」
そんなことを言っていたら「よし!ハーブを使おう」と思ったときにはお年寄りになっています。
まずはハーブの「どこを学びたいか」のジャンルを決めるところから始めましょう。
「あ、ちょっと違うな」と思えばすぐに軌道修正できるので、気軽に選んでも大丈夫ですよ。
ハーブはこう学ぶ!
ハーブを学ぶには、まずはジャンルを絞ることが大切だとお伝えしました。
ジャンルが決まったら、講座や本などでハーブを学び始めましょう。
ハーブは受験勉強ではないので、ずっと机の上で文字を見ていても「ふーん、そうなんだ」で終わります。
ハーブを使えるようにはなりません。
ハーブを習得するにはインプットとアウトプットの繰り返しが大事です。
ハーブを学ぶ(インプット)→ 実際にやってみる(アウトプット)を繰り返す
アウトプットがなかなか続かない!という方は、SNSを活用してみましょう。
実際に作ったものを写真にとってSNSに挙げるのです。
みんなから「素敵ですね~」と言われるのでモチベーションアップにつながりますよ。
ハーブを学ぶ講座、本の選び方
■ ハーブ講座
… ハーブクラフトやメディカルハーブなど多彩がジャンルの講座が見つかります
■ ハーブ農家さんが時々開催している単発講座
… フレッシュハーブの使い方を教えてくれます。ハーブ栽培も学べるかも!
■ ハーブの資格講座
… ハーブを薬用として生活に活かす方法などを広く学ぶことができます
■ ハーブ関連の本
… ジャンル別に分かれているので自分に合った本が選びやすいです
■ お料理講座
… 外国系のお料理を扱う講座ならハーブも使うはずです。一度問い合わせてみましょう。
■ インターネット
… ハーブをいつでもどこでも気軽に学ぶことができます。ただし偽情報も出回ってるので、やはり本を使って確かめながら学ぶのがおすすめです。
■ YouTube
… ハーブ栽培であれば、YouTubeですばらしい動画をたくさん見つけることができます。ハーブを英名で入力すれば、海外のハーブ情報も見られますよ。
ハーブの資格は取る?取らない?
ハーブを学ぶ上で気になるのが「資格」ですよね。
取った方がいいのか、取らなくてもいいのか
結論から言えば、あなたが他の人から「ハーブに詳しいんだね」と思われたければ取ればいいですし、「自分がハーブを使えればそれでいい」のであれば、取る必要はありません。
ハーブの資格を取った方がいい人
- 「ハーブのことを知っています」という証明が欲しい人
→講座を開きたいハーブ農家さんやハーブの先生としてやっていきたい人など - ハーブの勉強を頑張った証(あかし)が欲しい人
→自分が認定されると嬉しいですよね! モチベーションもアップします - ハーブ仲間がほしい人
→リアル講座でないとなかなか難しいかもしれませんが、ハーブの学びの仲間ができます。良い先生との出会いもあるかも!
ハーブの資格がいらない人
- ハーブの「資格名」は特にいらないという人
→資格名のために毎年結構な出費になりますので… - 本を見ながら自分で勉強するのが好きな人
→おそらく資格テキストを見るだけで簡単に学べるはずです - ハーブ講座を自分で探して勉強していける人
→これができれば、ご自分の学びたいジャンルをピンポイントで学ぶことができます
資格取得のデメリット
- お金がかかる、維持費もかかる
- 資格を取ってもハーブを使えるようにはならない
- 資格を持っていても仕事に活かせるとは限らない
資格取得はあくまでハーブの学びの入り口です。
「資格講座に申し込めば、ハーブを使いこなすまでのゴールに連れて行ってくれる!」という気持ちでいると、思ったものと違う結果になります。
資格を取ったあとはさらにジャンルを絞って自分自身で学んでいく必要があります。
またプロの方であれば、資格名を持つことで自ら「レッドオーシャン(激戦区)」に飛び込むことになるということを覚えておきましょう。
お客様は、同じ資格を持っている人とあなたを比べます。
「同じ資格を持っている集団」としてのまとまりで見られますので、その中から頭ひとつ抜き出る力を身につける必要があります。
ビジネスは甘くない!でも、資格取得でがんばれたあなたならきっとライバルに勝てるはずです。もうひと踏ん張り、がんばりましょう。応援しています(^^)
記事内容のまとめ
- 「ハーブを学びたい」から、「ハーブの〇〇を学びたい」にジャンルを狭めて考えてみましょう。
- ジャンルを狭くすると、自分に必要な「学ぶ手段」が見えてきます。
- 「ハーブを学んでから使おう」では、使う前にお年寄りになります。今すぐ学んで、今すぐ使ってみましょう。
- ハーブの資格は「がんばった証」。国家資格ではないので、資格がなくてもどんどんハーブを使えますよ。
ハーブをマスターするには、ひと1人の一生では足りない
という言葉があります。
すごそうに見えるハーブの先生や有識者たちも実は、ハーブのすべてを知っているわけではありません。
ただ「自分に必要な部分を知っている」だけです。
あなたもぜひ「自分に必要な部分」を見つけることから始めてみてくださいね。
あなたのハーブの学びが素晴らしいものになりますように。陰ながら応援しています!