こんにちは！地域情報発信ライターの佐藤らなこです。

梅雨ですね。雨の日が多いですね。ジメジメ＆ムシムシはしんどいですね。食欲落ちてないですか。暑い日は何が食べたいですか。カレー？冷やし中華？そうめん？

というわけで、引き続きランチ場所を開拓中です。

今回は由利本荘市にある「尾留川商店」をご紹介いたします。名前からするとランチを食べられるような感じはしないですよね。今年２月に新装オープンしたお店なんです。

以前ご紹介した「熊谷寅蔵商店」さんより「尾留川商店」のことを教えていただき、早速行ってまいりました！

尾留川商店

「尾留川商店」は由利本荘市由利地域にあります。由利高原鉄道 鳥海山ろく線の前郷駅から徒歩約５分です。斜め向かいには羽後信用金庫 由利支店があります。

なお、お隣りは同じ名前の「尾留川精肉店」さんですので、お間違いなく！

一般食料品店として長らく営業を続けていましたが、2023年2月に新装オープン！店内の空いた空間で、お食事を提供するお店（カフェ）となりました。

メニュー

一見すると、ご飯を食べられるお店には見えないかもしれません。メニューボードが外に出ているので、これがお店の目印になるかと思います。

なお、店内にはメニューが書かれたものはないので、店頭のこのボードを見て決めてから入店するか、中で店主さんにメニューを聞きましょう。オムライス、鍋焼きうどん、肉鍋定食、親子丼、鶏ソバが定番で、その他に今日のおすすめメニューがあります。

店内の様子

店内には４人がけのテーブル２卓と、カウンター席があります。

棚にお菓子が並んでいるのが見えるかと思いますが、「尾留川商店」は食料品や日用品を取り扱う商店だったので、今もそういったものも販売しています。女性用の服もありました。試着室もあるので、ご飯を注文して待っている間や食べ終わった後に見てみるのも楽しそうですね。

冷やし中華

さて、今回またも何を注文しようかとっても迷ってしまった私は、店主さんに相談しました。この日は暑かったこととおすすめいただいたこともあり、冷やし中華に決定！デザート（ヨーグルトにフルーツ）付きでした。

なんとなんと！「尾留川商店」では、ちょうど私が訪問した日から"冷やし中華を始めた"とのこと。偶然にも、この夏第１号の客となりました！また、店主さんの心の中では冷やし中華を提供する予定はなかったのですが、常連のお客さまより「冷やし中華やらないの？」と聞かれ、このたびメニューに追加したそうです。

というわけで、僭越ながら「尾留川商店」の冷やし中華を食す客第１号となり、店主さんに味の感想を聞かれましたが、食通でもない私ですみません。酸味は控えめ、きび砂糖を加えてみたというたれはほのかに甘みも感じられ、とても食べやすかったです。そして、ハム、卵、きゅうり、トマトの量も多めでお腹いっぱいになれました。

お惣菜

お惣菜も販売していました。左のなすとピーマンとひき肉のあんかけは、店主さんの手作り。お客さまの中には、このお惣菜を今食べたいからご飯とお味噌汁をつけて定食にしてほしいという方もいらっしゃって、そのように提供することもあるとのこと。

できる限りお客さまの要望にお応えするという姿は素晴らしいと思いました。店主さんいわく「食のなんでも屋」なんだそうです。

また、メニューボードにない「裏メニュー」もあり、来店されたお客さまに「こんな内容で定食としてお出しできますが、いかがですか」とおすすめしたうえで提供するそうです。数量限定のため、今回はその裏メニューとは出会えませんでした...残念！

店主さんのお話を聞いたり、他のお客さまの様子を見たりしていたら、「尾留川商店」には”おうちごはん”を食べに行くという感覚がピッタリなのではないかと思いました。

定番メニューが一般的な家庭料理であることや、食べたいものを出してくれたり、おまかせご飯（裏メニュー）をおすすめしてくれたりと、外食なんだけれども堅苦しくなく、気軽に「ご飯食べにきました～」と言える...そんな感じです。

また、店主さんはとても柔和で話しやすい方なので、私はつい長居してしまいました。次の予定がある方は、時間を忘れないように気を付けてくださいね！

「尾留川商店」でほっこり家庭料理をいただきながら、家にいるような安らぎのお昼の時間を過ごしてみませんか。