どうも！精神科医しょうです。

普段、精神科外来をやっていると、こんなことをよく耳にするんです。

「適応障害で休職中ですが、復帰が不安です」

「復帰後、どうすればいいんでしょうか？」

休職が長くなると半年、一年になったりすることもあります。

長期で休職をすればするほど、復帰が不安になるのは自然なことではありますよね。

でも大丈夫です！安心してください。

あなたはきっと復帰して元気にお仕事ができるようになりますから♪

しかし、復帰にあたっての3つの必要な心構えがあるんです。

本日はその3つの心構えについて解説していきますね！

復職前に必要な3つの心構え

いかがでしょうか？

もし復帰前にこの心構えがなかったら危ないですので、しっかり記憶に残しておいて欲しいです♪

それぞれ深堀りしていきますね！

①アクセルよりブレーキを意識！

休職が長くなった方ほど復帰後、飛ばしすぎてしまう傾向にあります。

もちろん、久しぶりの復帰ですから頑張りたいし、気合いが入るのも当然のことですよね。

でも、そんな時こそアクセルよりブレーキを意識してください！

あなたは頑張ってしまうタイプではないですか？

アクセルをベタ踏みしてしまうのではありませんか？

あなたの全力を１０とすると、今はマックスでも８の力しか出してはいけません。

本音を言うなら６くらいでもいいくらいです。

あなたが思うよりも体力も作業効率も休職期間に落ちてしまっているんです。

しかし、落ちてしまった能力も徐々に戻していくことはできるのですが、簡単にそのスピードは戻ってきません。

徐々に徐々に元の仕事の遂行能力に戻していく必要があるんです。

だから、ここは焦らず飛ばしすぎず、アクセルよりブレーキを意識してみてくださいね♪

②同じ環境に復職しない

復帰にあたっては、もちろん職場との相談はされていると思います。

しかし、無理して同じ職場に復帰しようとしていませんか？

そもそも、具合が悪くなってしまったのは、元の職場でのなんらかのストレスがあったはずです。

業務量だったり人間関係だったり、仕事の内容だったり、それは人それぞれです。

しかし、何らかのストレスがあって具合を悪くしてしまったことには違いありません。

残念ですが同じ環境に戻れば具合が悪くなることは目に見えています。

今は調子が良くなっているから、「大丈夫！」と思う気持ちもわかるのですが、環境のストレスはしっかり調整しなくてはいけません。

異動が最も良い方法です。

しかし、異動が叶わなければ、業務軽減、時短勤務、人間関係のフォローなどなんらかの職場の配慮をしてもらうように職場とも相談しましょう。

間違っても根性でカバーしようとして、同じ環境に戻ってはいけませんよ♪

③しんどい時はちゃんとSOSを周りに出す

外来で患者さんを見ていて感じるのは、「一人で頑張りすぎちゃう」人がとっても多いんですね。

周りに仕事をお願いされても、全部引き受けてくれる優しい人が多いし、残業も嫌な顔せずしている方が多い印象にあります。

周りは手を抜いてる人もいるはずなのに、「自分は頑張らなきゃ」って思っていませんか？

そういった仕事に対する真面目な姿勢は周囲にも評価されているし、とても大切なものです。

しかし、一人で頑張りすぎるのは良くありません。

復帰後、いきなり業務量が多い職場に戻される人が少なからずいます。

そして、真面目な方はそんな環境で頑張りすぎてしまい、再休職となってしまうケースもあるんです。

しかも、周りにSOSを出さず仕事を抱えてしまうんですね。

あなたの体力、業務効率は休職前よりも落ちている話はしましたね。

今、しんどいのに一人で仕事を抱えて頑張りすぎたらパンクしてしまいます。

今大切なことは一人で頑張るのではなく、周りにちゃんとSOSを出すことです。

辛い時は、こう言うだけでいいんです。

「しんどいです、きついです」

これを同僚や上司にちゃんと言うようにしてください。

今まで頑張ってきたあなたが言うからちゃんと伝わります。

安心してくださいね！

まとめ

本日は仕事復帰に必要な3つの心構えについてお伝えしました！

もしかしたら耳が痛い話もあったかもしれませんね。

しかし、この3つの心構えは忘れずに意識しておいて欲しいと思います。

あなたにとって一番辛い結果は、再休職になってしまうことですから。

最後に私からのメッセージがあります。

今、復帰前で強い不安に襲われていて、先が見えないかもしれませんね。

しかし、大丈夫です！

意外と復帰してみれば、うまくやれますから。

私が見てきた患者さんも実際そうでしたから♪

あとは飛び込んでみるという気持ちが大切なんですよ！

応援しています♪

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか？

「他人の顔色ばかりみてクタクタ」

「自分の意思で生きられない」

「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」

そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。

あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪

クリックし自分軸で気楽に生きられるようになる記事を読む！