12月3日に2024年食べログラーメン百名店が発表され、

神奈川県はこれまでEAST部門に包括されていましたが、2024年百名店発表を機に神奈川が独立してKANAGAWA百名店が誕生。

ラーメンは個人の好みなので甲乙付け難いですが、個人的に百名店に惜しくも選ばれなかったオススメのお店を紹介したいと思います。

前編に続き、今回は後編になります。前編のまとめは以下にリンクを貼っておきます。

"食べログ百名店"に選ばれなかったウマいラーメン店15選！神奈川エリア【前編】

尚、私が未訪問で気になっているお店は、末尾に紹介させて頂きます。

■成CH(仲町台駅)

かつて、横浜市営地下鉄グリーンライン高田駅に拉麺成という知る人ぞ知る人気店がありました。

コチラは2021年に拉麺成の2号店としてオープンしたお店です。

[麺]

自家製麺の手揉み平打ちは春よ恋、府金のもち姫、焙煎玄米を使用。

何もつけないで食べてここまで旨みが生まれるものなのかと驚かされる麺です。

[つけ汁]

一般的なつけ麺の汁は麺と絡ませる為にかなり濃厚で、そのまま飲むと塩分が強いものが多いのですが

こちらの無化調つけ汁はそのまま飲んで旨み抜群、麺に絡ませても薄さを全く感じさせない不思議なつけ汁です。

色味から分かるように鶏の旨味を始めとして、焦がしネギや酢橘などもアクセスとなっています。

[トッピング]

鮮度の高いワカメ、キャベツを始めとして、チャーシュー、海苔など抜け目ない美味しさです。

また国産のニンニクで上品なパンチスープに味変可能です。

■中華そばやなぎや(川崎大師駅)

2022年に創業し、1番近い駅の川崎大師駅からは1キロ以上離れており、

決して立地がいいとは言えませんが、徐々に知名度が上がってきているお店です。

susuruTVで紹介されたり、評論家のラーメン官僚に絶賛されたりとちょこちょこ話題になってきています。

[麺]

このタイプには珍しい平打ちモチモチ加水率高めの合わせでした。大盛で満足できボリュームでした。

[スープ]

鶏豚動物系ベースに煮干を合わせてあり、奥ゆかしさがありつつ身体に優しそうなスープが美味しいです。

[トッピング]

厚みのあるお肉は柔らかくてジューシーで絶品でした。めんまのクオリティも高く美味しいかったです。

■心家(大倉山駅)

創業2007年で個人的にかなり推しているバランス型の家系ラーメンです。

本牧家→川崎家→まこと家→心家の系譜を持つ、実力名声共に持ち合わせるお店です。

大倉山駅から徒歩20分と最寄り駅はないに等しいですが、綱島駅などからもバスなどが出ています。

[麺]

特定のお店でしか扱えない”杉印”入りの酒井製麺を使用、短め、ウェーブ気味の麺が美味しかったです。

また、店主さんの麺上げの立ち振る舞い、フォームが美しく、紳士的な立ち姿に惚れ惚れしました。

[スープ]

本牧家系譜ならではのバランス型、スッキリしているのに程よい獣感を残しつつ

カエシもギリギリしょっぱくならない、マイルド系の真骨頂が垣間見えました。

[トッピング]

チャーシューは程よく味付けられたタイプで、噛み応えもよく大きさも程よかったです。

■中華そば領寿庵(平間駅)

つけめんTETSU、麺心あしまる(閉店)などで経験を経た沖縄出身店主が2024年1月にオープン。

そして、先日発表された雑誌、TRYラーメン大賞の新店MIX部門で第2位に輝きました。

沖縄そば×ラーメンのハイブリッドな一杯を提供してくれます。

[麺]

菅野製麺所の加水率高め、平打ち手揉みとなっておりスープとの絡みが良きです。

[スープ]

豚骨がしっかり感じられつつ、鰹がいい感じの下支えとなっている沖縄そばとラーメンのハイブリッドスープ。

[トッピング]

沖縄そばらしいチャーシューの質がめちゃくちゃ高く節々から沖縄を感じます。

ラーメンには珍しく玉子焼きが添えてあり、輪ネギもいい味出しています。

■MEN YARD FIGHT(反町駅)

2019年創業で、人気二郎インスパイア店の蓮爾系譜の武蔵新城ZENZEN出身のコチラ。

店内はおしゃれで清潔感もあり、店員さんも割と優しく、味は一級品です。

限定メニューも美味しいものばかりで、二郎系インスパイアで推しのお店です。

[麺]

芯まで茹でない暴れ麺が冷やしでかなり絞められ、よりバキ具合が増して美味いです。

[スープ]

酸味が程よく山形のだしがいい仕事されていて、タレも濃厚でニンニクでいい感じのパンチも演出。

[トッピング]

紅生姜がアクセントに。山形のだしととろろが混ざり合うと最高。たくわんのボリュームもしっかりしていました。

モヤシと海苔も添えてあります。豚は大きさはないものの柔らかくて美味しいです。

■麵屋BISQ(茅ヶ崎駅)

2016年に創業、2023年茅ヶ崎駅近くに移転オープンを果たしました。

オープン当初は数回お邪魔させて頂き、今回4年ぶりのお伺いでしたが、麺やスープのグレードアップぶりに驚きました。

[麺]

自家製麺は平打ちストレート、程よい濃さの昆布水に付けられておりそのまま食べても美味しいです。

[スープ]

一口頂いた瞬間に鶏の旨味が広がり、塩もしっかりとした味わいでインパクト感じるつけ汁です。

[トッピング]

別皿の鶏肉は火入れが素晴らしく、チャーシューも上品です。

青菜のアクセントも心地よく、柑橘系の味変もあれば良く合いそうです。

■豚骨清湯・自家製麺かつら(黄金町駅)

大岡川沿いに野毛、日ノ出町、黄金町と続く、横浜のディープな歴史には欠かせない街に、2018年に創業しました。

数あるメニューの中で、鰹節と煮干にあさりを加えたかつらの中華蕎麦がオススメです。

[麺]

自家製麺の細麺ストレートで、歯応えが良く、弾力があってめちゃくちゃ美味しい麺でした。

[スープ]

日ノ出町で創業70年永野鰹節店の鰹節と煮干しに清湯スープ、アサリを加えたというスープは

上品で風味も良く、中華料理店のラーメンを最大限美味しくしたようなスープでした。

[トッピング]

2種類のチャーシューの質はかなり高く火入れ味付けも絶妙でした。

雲吞は皮から自家製のこだわりで、デフォで入っていることがお店の雲吞への自信の現れだと思います。

■甲子家(横浜市緑区)

創業は2000年で寿々㐂家出身の老舗家系ラーメン店です。現在は創業者の息子が二代目としてお店を運営されています。

店名の由来はオーナーの氏名や甲子園などにちなんでいるようです。

[麺]

酒井製麺の平打ちの程よい硬さで茹でられた麺が最高に美味しかったです。

[スープ]

スープはライトでバランス系で動物系出汁はしっかり出ているので、老若男女問わず愛されそうなスープです。

[トッピング]

チャーシューは煮豚でしっかりとした味付け、安定のほうれん草やネギ、海苔なども添えてあります。

以上が、まとめの後編となっております。

前編のまとめは以下にリンクを貼っておきます。

"食べログ百名店"に選ばれなかったウマいラーメン店15選！神奈川エリア【前編】

神奈川県でまだ未訪問で気になっているお店は以下です。早急にお邪魔したいと思っています。

• ニボシクラフト(北久里浜)
• 魚焚(横須賀中央)
• mojamoja(本厚木)
• くまもとらーめん ブッダガヤ(緑町)
• AWANOUTA (七里ヶ浜)
• 豚骨醤油 鈴之木(追浜)
• 中華そば 安至(橋本)
• 太尊(相模)
• 中華そば 麺や 六助(相模原)
• 中華そば うめや(金沢文庫)
• らぁ麺 BUTABONE(津久井浜)
• 麺処 にぼし香(菊名)
• 三ツ沢家(三ツ沢下町)
• くぼ田(鶴ヶ峰)