12月3日に2024年食べログラーメン百名店が発表され、

神奈川県はこれまでEAST部門に包括されていましたが、2024年百名店発表を機に神奈川が独立してKANAGAWA百名店が誕生。

ラーメンは個人の好みなので甲乙付け難いですが、個人的に百名店に惜しくも選ばれなかったオススメのお店を紹介したいと思います。

前編と後編で分けて投稿する予定です。

尚、私が未訪問で気になっているお店は、末尾に紹介させて頂きます。

■natural taste(白楽駅)

かつて横浜市営地下鉄高田駅に拉麺成という知る人ぞ知る超人気店があったのですが、そちらは現在お店を閉めており

今回紹介するnaturaltasteは3号店的な立ち位置で、ラーメン激戦区白楽で人気店となっております。

[麺]

自家製麺は口の中で弾ける食感で、一本一本の主張が素晴らしく、他のお店では食べたことのない麺が非常に美味しいです。

[スープ]

無化調スープは豚骨の旨味はもちろんのこと、上質な背脂がコクを与えてくれます。

そしてマー油は非遺伝子組み換えの高級菜油と青森県産ニンニクの自家製でバッチリきまったビター感が満足度高いです。

[トッピング]

キャベツは柔らかく甘味もあってスープに良く合い、わかめは鮮度が高いです。

3種のチャーシューはどれも質が高く甲乙つけがたいクオリティ、刻みニンニクは臭みはなく味変が楽しめます。

■平八(横須賀中央)

個人的には神奈川県で最上位に入っている煮干ラーメンのお店です。

地の利を活かして、毎日種類豊富なラインナップが用意されており何を食べても美味しいお店です。

都心からはやや距離はありますが、一度は訪れて欲しいラーメン店です。

[麺]

自家製麺低加水の細麺ストレートで、パツパツの食感が美味しい麺です。

[スープ]

白濁した鱈白子と煮干しのバランスが秀逸で今まであまり食べたことない味わいでした。

[トッピング]

チャーシューの火入れ具合も素晴らしく、玉ねぎがアクセントにもなっています。

■らぁ麺松しん(鶴見駅)

鶴見のラーメンショップ跡地に、支那そばや出身の店主が2023年にオープン。

朝5時から営業しており、クオリティの高い朝ラーを楽しめ、早朝から列を成します。

醤油、塩、鶏白湯のラインナップですが、個人的には鶏白湯がダントツで好みでした。

[麺]

全粒粉平打ち中太ストレートで、ザラっとした舌触りでスープをよく持ち上げる美味しい麺です。

[スープ]

鶏だけでなく魚介も主体になっているので、トロトロ鶏白湯とは違う角度の非常に美味しいスープです。

癖になるスープで普段、完飲を避けていますが危うく飲み干してしまうところでした。

[トッピング]

チャーシューが秀逸でとろけるほど柔らかく、ほぐしてスープや麺と一緒食べると相性抜群です。

薬味にもこだわっており、揚げネギなどアクセントを与えてくれます。

■とらきち家光(東白楽駅)

2024年6月2日に突如閉店宣言、10年に終止符を打つとのことで、最後は大行列に囲まれ閉店を迎えましたが

お弟子さんが引き継ぐ形で、6月27日にとらきち家”光”として再復活を果たしました。

おそらく来年の百名店にはランクインする勢いです。

[麺]

王道家の麺は相変わらず硬さとモチモチ感のバランスが素晴らしく美味しかったです。

[スープ]

以前より気持ちマイルドさが増した印象のスープで、濃いめでなくてもカエシはしっかりめの仕上がりです。

[トッピング]

厚みもしっかりあるチャーシューは絶品で、ほうれん草のボリュームも素晴らしかったです。

■DAIKUMA(北茅ヶ崎駅)

2015年創業で、茅ケ崎方面に仕事が多かった際は散々お世話になりましたが、最近は中々足が遠のいていましたが、こちらの店は外せません。

かつては、自家製麺でしたがご主人の体調関係で現在は既成麺となっておりますが、それでも美味しいラーメンを提供してくれます。

[麺]

菅野製麺所の低加水細麺ストレートで、ポキポキ麺が煮干しスープにぴったりです。

[スープ]

煮干の旨味はたっぷりだけど繊細でエグみが抑えられており、スッキリした美味しいスープです。

[トッピング]

低温調理チャーシューの質は高く、玉ねぎ、紫玉ねぎ、青ネギが添えてありました。

■らーめん中々(白楽駅)

白楽エリアは末廣家、とらきち家、NATURAL TASTE、くり山など名だたる人気店が鎬を削っていますが

こちらのお店は老舗で、大行列までには至りませんが、非常に美味しいラーメンを提供してくれる、知る人ぞ知る銘店です。

[麺]

麺は柔らかくなりすぎないギリギリの丁度良い茹で具合で、細麺ちぢれでまとまっており美味しい麺です。

[スープ]

あっさりスープと思いきや、牛筋やフライドガーリックが旨みとパンチを与えてくれます。

[トッピング]

トッピングは麺とスープと圧巻のバランスでした。青梗菜の苦味はアクセントを与え、メンマはコリコリでボリューム満天。

■吉田食堂(鶴見駅)

2016年創業で、初めて訪問させて頂いたのが2018年、当時は動物系に煮干しを合わせたよくあるラーメンくらいの印象でした。

ここ数年は味がかなり安定しており、煮干しと動物系のバランスが非常に良くなって美味しくなっています。

[麺]

カネジン食品の細麺のウェーブ、低加水のポキポキ麺が硬めの茹で具合がマッチングしますね。

[スープ]

スープは煮干しが強めで、動物系の下支え、程よい辛味が絶妙な塩梅で美味しいです。

[トッピング]

チャーシューはホロホロで美味しい、フライドオニオンがアクセントになってていい感じ。海苔、青ネギ、めんまなどが添えてあります。

■味噌麺処にそう(関内)

かつて蓮沼駅に鶏白湯×煮干で人気店だった『麺処にそう』がありましたが、2017年に1年余りで閉店。

その後、復活を心待ちにしていましたが、突如、修行先の花道庵を踏襲した濃厚味噌ラーメンで2024年3月に復活しました。

個人的にはかなりの衝撃の復活オープンに大興奮です。

[麺]

三河屋製麺らしい黄色がかったモチモチの中太麺で食べ応えがしっかりあります。

[スープ]

鶏白湯と味噌の合わせで濃厚でドロッとしたスープは飲みやすく、スープ単独で飲み干せちゃうくらい美味しかったです。

[トッピング]

モヤシはシャキ系でネギも薄く切られアクセントに、チャーシューは厚みがあるのに柔らかくて美味しかったです。

以上が、まとめの前編となっております。

神奈川県でまだ未訪問で気になっているお店は以下です。早急にお邪魔したいと思っています。

• ニボシクラフト(北久里浜)
• 魚焚(横須賀中央)
• mojamoja(本厚木)
• くまもとらーめん ブッダガヤ(緑町)
• AWANOUTA (七里ヶ浜)
• 豚骨醤油 鈴之木(追浜)
• 中華そば 安至(橋本)
• 太尊(相模)
• 中華そば 麺や 六助(相模原)
• 中華そば うめや(金沢文庫)
• らぁ麺 BUTABONE(津久井浜)
• 麺処 にぼし香(菊名)
• 三ツ沢家(三ツ沢下町)
• くぼ田(鶴ヶ峰)