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記念日だから「ご当地レトルトカレー」を考えてみた

猪俣早苗ご当地レトルトカレーマニア

365日毎日何かしらの記念日がありますが、3月2日は何の日か知っていますか?
実は、ご当地レトルトカレーの日なのです!
毎年3月2日をご当地レトルトカレーの日と決めて、正式に制定しました。

1月22日カレーの日、2月12日レトルトカレーの日に続くように3月です。
そもそも定義もない曖昧なスタートのご当地レトルトカレーなので、何かの発売日でもなく、語呂合わせでもなく、ただ1月、2月に続けて3ヶ月連続でカレーまつりにしたかったというだけで決めたようなものなので「意味が分からない」「謎」とよく言われます。

でも、制定した由来よりも目的に重きを置いているので、逆に謎の由来が話題になればいいかなと今は思っています。

ご当地レトルトカレーってなに?

ところで、そもそもご当地レトルトカレーってどういうカレーなのでしょう。

今のところ定義がなく混在しているような状態ですが、制定した私の中では「地域の食材を使っている」「地域の食文化を伝えている」レトルトカレーを希望しています。

山梨県の郷土料理ほうとうのカレー
山梨県の郷土料理ほうとうのカレー

普通のレトルトカレーと違うのは、地域とのコミュニケーションツールになることだと思っています。
カレーを通して知らなかった地域を知る、食材を知る、文化を知ることができる、という点に魅力を感じ、カレー好きを飛び越えてしまったくらいなので、その部分に計り知れない可能性を感じています。

だからこそ、そこを強調したものをご当地レトルトカレーとしたい気持ちは強くあります。

ところが、人気が出てきた最近は特に色々なパターンが増えてきて、地域の人気店のメニューのレトルト化も多いですし、地名を冠したレトルトカレーもご当地レトルトカレーになっている部分もあります。

私が描いているご当地レトルトカレーの中でも、地域の食材を伝えたいから使う場合味を出したいから地域の食材を使う場合もあったり、地域の食材を使いながらも作った人の個性を強く打ち出している場合などもあり、とにかく知れば知るほど多様性を感じます。

静岡県のサジットさんの個性が活きたお茶カレー
静岡県のサジットさんの個性が活きたお茶カレー

今はその多様性を受け止めて広がりを見守り、ゆるく全部をご当地レトルトカレーとして、そのうち分けていこうと考えています。

ということでまとめると、とても雑なようですが今のところ「ご当地レトルトカレー」とは「なんとなく」名乗ったものなのかもしれません。

これからのご当地レトルトカレー

今後は、記念日を制定した目的「全国各地にあるレトルトカレーを通して各地域の魅力をより多くの人に知ってもらうこと」に沿ったものが好ましいとは思っています。

そのうえで「ご当地レトルトカレー」という1つのジャンルの中で細分化していけたらいいなと、記念日に思いを馳せたのでした。

ご当地レトルトカレーマニア

ご当地レトルトカレーマニア、ご当地レトルトカレー専門店「カレーランド」代表、(一社)ご当地レトルトカレー協会代表理事 2013年からご当地レトルトカレーに目覚め、食べるカレーはほぼご当地レトルトカレーのみ。独自の視点とルートで仕入れた日本で唯一の専門店「カレーランド」を運営。もっとこだわりたくて2017年12月(一社)ご当地レトルトカレー協会設立。毎年3月2日をご当地レトルトカレーの日に制定。ご当地レトルトカレー最大の特徴、ご当地食材とその地域の魅力からカレーを伝える。

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