間も無くゴング! WBCフェザー級タイトルマッチ
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/title-1642798000939.jpeg?exp=10800)
本日、ニュージャージー州アトランティックシティーにてWBCフェザー級タイトルマッチが行われる。
31勝(18KO)1敗の王者、ゲーリー・ラッセル・ジュニア(33)にとって、6度目の防衛戦だ。挑戦者は同2位で、23戦全勝16KOのフィリピン人、マーク・マグサヨ(26)。
![(C)Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/image-1642798088144.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
前日計量でチャレンジャーは125.5パウンドまで絞り、一発でクリアしたが、チャンピオンは0.5パウンド(226.8グラム)オーバー。2度目のトライで、マグサヨと同じ体重に落として世界戦を成立させたが、気持ちの緩みを露呈している。このあたりが、どう試合に影響をもたらすか…。
ともあれ、試合2日前の最終記者会見における両者の言葉をお伝えしたい。
![再計量までの1時間で、1パウンド(453.6グラム)落とした王者 (C)Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/image-1642798430000.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
まずは、チャンピオン、ラッセル・ジュニア。
「試合が終われば俺が戦士であるってこと、そして、いかに戦いを愛しているかを皆さんが理解するだろうよ。自分の技術を見せてやる。それは決して楽な作業じゃないけれどな。
常にジムに通い続けているから、俺の能力はまったく衰えちゃいない。ボクシングを始めた4~5歳の頃から、2カ月以上のオフを取ったことが無いんだ。ボクシングこそ、俺の人生だ。
どんな試合でもリングに上がったら同じ。いかなる状況に置かれても、知性が運動能力を上回るよ」
![(C)Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/image-1642722042461.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「マークは今回のチャンスに全てを懸けてくるだろう。多くの選手が自分を出し切れないまま終わるが、彼はベストを尽くすと思う。『自分の力を証明する』って言ってるよな。こちらにとっても、それは有難いことだし、非常に楽しみだ。いい戦いを見せようじゃないか。
マークをぶっ壊したら、次はビッグマッチがやりたい。なかなか俺と対戦したがるヤツがいないから、階級を上げて他のチャンピオンとの戦いを望んでいる」
![(C)Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/image-1642798237643.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
挑戦者も話した。
「ゲーリーは実にいい選手です。長いこと、彼との戦いを希望してきました。この機会が本当に楽しみです。私ほど本気でゲーリー戦に向かう選手はいませんよ。私がリングに上がるということは、彼が2敗目を喫するということです。
自分は、リングで向かい合う相手への対応ができます。ゲーリーと同様のスピードも持っていますし、技術を出し合えることでしょう」
![(C)Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/image-1642722061660.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「幼い頃からマニー・パッキャオがアイドルでした。8歳からジムに通い出しましたが、いつかパックマンのような世界チャンプになりたかった。今日、彼が私のプロモーションをしてくれているなんて、無上の喜びです。
前回の試合では、打ち合ったり、離れて戦ったりと、リング上ですべきことを調整できたことが大きな収穫です。自分の幅が広がったと思っています。今、フレディ・ローチと、マービン・ソモディオの指導を毎日受けているんですよ。私はこれまで、ボクシングを知っている気になっていましたが、日々、ミスを指摘されて、より完成度の高いパンチャーになれた実感があります。
フィリピン人選手って、生まれ持った強さがあるんですよ。我々は勇者です。そんな立ち居振る舞いや、精神力をこの試合でご覧頂きたいですね」
![(C)Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00278307/image-1642725997219.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今となっては、初回の計量をパス出来なかったラッセルの言葉は虚しい物でしかないが、半日後にゴングが鳴る。果たして、どんなファイトになるか。