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【お城EXPO】お城にも印があった!にわかに注目を集める御城印帳について、ちょっと調べてみました

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 以前の記事では、御朱印帳をとりあげました。

 そして最近お城についての似たようなものがあることを発見しました。

 それが御城印帳です。見つけたのは、パシフィコ横浜でのイベント「お城EXPO」ででした。ちょうど文具女子博2023が開かれているその横ででした。

パシフィコ横浜のお城EXPOの会場案内版
パシフィコ横浜のお城EXPOの会場案内版

御城印ってなあに?

 さて、御城印とはなんでしょうか。まず読み方は、「ごじょういん」。

 これは、どうやら、お城や観光案内所が独自に発行しているものらしいです。

 お城への訪問や登城の記念に販売されているようです。

 以前の記事で触れたように、御朱印は、寺社に参詣しお経を収めた証として発行される物です。

 そして御城印は、お城に訪れたことの証です。

 最近は、お城がブームになっているそうです。このお城EXPOも2023年で8回目だそうです。また、このお城EXPO以外にもお城のイベントはあるようです。

 そして、お城を訪れた記念として、この御城印があるのは納得できます。
 ちなみにこのお城EXPOでも一部御城印が販売(これは販売だそうです)されていました。各地のお城がブースを出していましたが、その全てが御城印を扱っているわけでもなかったことを書き添えておきます。


 フォーマットとしては、次のような感じでしょうか。
 まず城の名前が中央に大きく書かれています。
 そして左側は日付、赤い印は、その城の城主の家紋という感じのようです。
 ものによっては右上に、「特別史跡」とか「国宝」という文言が入ります。

御城印帳は御城印を保管するためのもの

 そして御城印帳は、御城印を保管するためのツールです。

 私がお城EXPOで見た限りでは、御朱印帳にとてもよく似ています。

 これがそうですね。

小田原城の御城印帳
小田原城の御城印帳

 広げるとこんな感じです。

ポケット式になっている。
ポケット式になっている。

 たしかに御朱印帳によく似ています。

 そして個人的には以下のように考えます。

 御朱印帳と御城印帳はそれぞれ専用に用意したほうがいいのかなと。


 やはり信仰の明かしたる御朱印と、観光の結果の記念品のニュアンスが強い御城印は分けた方がいいのではないかと考えます。

 ともあれ、この御城印帳、お城を巡るのが趣味の方ならば、きっと一冊は持っているのではないかと思います。私も機会があれば用意してみたいと思います。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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