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【橋本市(高野山エリア)】普段の生活の中で目に見えづらい、多様な社会とちょっと繋がるカフェ

田中寛人地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

いつもよく通る幹線道路沿いにあり、気になっていた、「うどんカフェ 一休」さんに行ってきました。

ここは、いぶき福祉会が運営されていて、障がい者の方がスタッフとして一緒に働かれている飲食店です。

店内は全て窓側を向いて6席があり、お昼時は混むこともあるとのこと。
今回は2時すぎに伺ったので混んでおらず、ゆっくり頂けました。

席数は6つと少なめ
席数は6つと少なめ

メインはうどんorそば、そして3種のご飯類で、単品価格では350〜400円とリーズナブル、ご飯類+うどんセットは600円とさらにリーズナブル!

セットにすると確実にお腹いっぱいになれます
セットにすると確実にお腹いっぱいになれます

その中から、「温かい釜揚げうどん」を頂きました。

全てが温かくて美味しかったです
全てが温かくて美味しかったです

釜揚げうどんにカニカマ天とモッチリしたちくわ天が付いて、350円。
濃い目のツユなので、麺の水気で味がぼけることなくうどんを楽しめ、麺のコシもあり、温かい天ぷらも美味しかったです。

お店の方に伺うと、オススメは味の染みたお揚げを使ったきつねうどん・そばだそう。それもちょっと気になります。

帰りにレジ横の手作りクッキーに気づいたので、おやつに買って帰りました。
4枚入りでバター香るプレーン味とチョコチップ入りのココア味で、こちらも美味しかったです。

手作りクッキー(100円)
手作りクッキー(100円)

ワンコインでお腹いっぱいになりました。

テイクアウトや近所への配達もされており、地域の方から人気のようです。

私事ですが、障がい者の方々と一緒に、農作業をしたり、餅つきしたり、食品加工を時々行っています。
恥ずかしながら、日常の自分のいなか生活の中で、障がい者の方と出会う機会はほとんどありませんでした。たまたま福祉作業所とご縁ができ、障がい者の方(利用者さん)、本人の親御さん、利用者を支える作業所スタッフの方それぞれの想いや現場、課題を知ることができ、今まで自分には見えていなかった社会があることに気づかされました。

日常生活の中で障がい者の方とご縁を持つ機会はそんなに多くないかもしれませんが、このお店のように気軽に関われるスポットがあるととても良いと思ったのでご紹介させていただきました。

壁には、スタッフ(利用者さん)手書きの「こーひい」。
壁には、スタッフ(利用者さん)手書きの「こーひい」。

店内の壁に、スタッフ(利用者さん)手書きの一筆アリ
店内の壁に、スタッフ(利用者さん)手書きの一筆アリ

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「うどんカフェ 一休」

住所:和歌山県橋本市高野口町名古曽681-1
営業時間:10:00~15:00
電話番号:0736-44-2219
営業日:月曜~金曜

運営主体:特定非営利活動法人いぶき福祉会
いぶき福祉会は、「社会的弱者の自立」を目的に設立されました。
現在は様々なニーズに応え、全ての方が地域の中で、当たり前に暮らす為のサポートをしています。また、生活保護世帯の自立へのサポート・社会的弱者の心のケア・不登校、ひきこもりの支援や、介護予防にも取り組んでいます。
何より力を入れているのは、社会の中で関わりを絶たれた方の発見です。今、日本は情報社会と言われていますが、福祉的ケアを受けずに、人との繋がりもなく、命の灯しも絶え絶えに生活されている方がいらっしゃいます。
地域・行政のサポートを得て、人として活き活きと自立していけるまで寄り添いながら支援していきます。(HPより引用)

地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

和歌山県高野町在住。現場のフィールドワークを通してその土地ならではの地域資源を掘り起こし、地域づくりにつながる高付加価値商品開発や体験プログラムの企画造成支援や実践を行っています。そのスキルも活かして皆さまのまだ見ぬ和歌山県をお届けしていきたいと思っています。民俗学と発酵と和の薬草と昆虫食と染色のイベントもしています。社会教育士 (橋本市/高野町/かつらぎ町/九度山町 担当)

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