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【京都府長岡京市】乙訓の歌姫は人気ラジオ番組3本のパーソナリティー ガラシャ祭のステージにも出演!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

「第29回長岡京ガラシャ祭」が3年ぶりに開催されます。2022年11月13日には、長岡京市制50周年記念行列として、戦国時代のガラシャ輿入れの様子を市民ら1000人が再現します。そのガラシャ祭のステージで楽曲を披露することになったシンガーソングライターの月歌(るか)さんを取材しました。

 向日市在住の月歌さんは、向日市、長岡京市、大山崎町の乙訓地域と沖縄で活躍しています。月歌(るか)と読ませるその名は、イタリア語で月を意味する「ルナ」からとっています。

 2022年10月2日に、ガラシャゆかりの寺、勝龍寺ほてい市に出演して、歌声を披露した月歌さん。情け歌と称される、個性的な楽曲や歌い方を見ていると、まるで心の深い部分を覗かれているような、不思議でパワーを貰えるような感覚に陥ります。

 その根源は月歌さん自身の半生にありました。幼いころいじめや虐待の経験もあり、その頃から月歌さんの心の支えは音楽の力でした。美空ひばりの「悲しき口笛」を口ずさんでいたという少女時代から「人前で歌うことが楽しかった」という月歌さん。やがて音楽の世界で生きていくことを決意します。

 専門学校を経て、2006年からシンガーソングライターとして活動を始めた月歌さんは、車椅子バスケットボールチームWeBのテーマソング製作や、24時間TV京都会場にも出演するなど、社会派の歌い手として活躍します。

 「自身が救われたラジオで、同じような境遇の人に音楽のちからを届けたい」と4年前のFMおとくに86.2の開局時からパーソナリティーを務め、今では、「月歌と、より道・さんぽ道」、ひきこもりから脱却して音楽活動をするたなかきょうさんとともに「音楽のチカラ」と月歌さん自身も所属する向日市激辛音楽団のメンバーが週替りで放送する「Hot!むこう からっキー」の人気3番組を担当しています。

 そして、番組の中で長岡京市出身で在住の伊藤直輝さんと組んだユニット「イトイト&ルカルカ」が生み出した演歌デュエット「SHISYAMO FLY」がついにラジオを飛び出し、11月13日、ガラシャ祭のステージでライブ歌唱することになりました。勝竜寺城公園側ステージで12:35〜12:50出演予定です。

月歌さん提供
月歌さん提供

 「コロナ禍でアーティスト活動は大変やった。3年ぶりとなる祭のステージで歌えて幸せです。演奏やラジオでこれからも、音楽を交えながら、引きこもりや不登校、いじめのこと、仕事を始められたきっかけ話など、悩んでおられる方に音楽のちからを届けたい」と明るい笑顔で語ってくださいました。

月歌さん提供
月歌さん提供

 2022年11月5日から13日に開催される「長岡京ガラシャ祭」にぜひお越しになってください!

「第29回長岡京ガラシャ祭」(外部リンク)文化センター通り特設ステージ 勝竜寺城公園 長岡京市勝竜寺13−1  JR長岡京駅西口バンビオ広場他 

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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