静岡県 遅霜予報 廃止
遅霜予報 廃止に
静岡でも3月20日、桜の開花の発表がありました。平年よりも5日早く、去年より7日早い開花でした。開花から満開までは1週間から10日ほどといわれています。
桜の時期になると静岡県で気を付けたいのが遅霜です。
気象庁では、お茶への遅霜の影響が大きいとして、全国で唯一、静岡県にだけ、遅霜予報を発表してきました。毎年3月の後半になると始まるのが恒例でしたが、今年からこの遅霜予報の発表がなくなってしまいました。
近年は防霜ファンは気温により自動で作動するため遅霜予報をする必要がなくなったという説明を受けましたが、実際にお茶農家さんに話を聞くと、遅霜予報で霜が降りると予想されたら防霜ファンが回っているのか見回りをするということをおっしゃる方がいらっしゃいました。遅霜予報がなくなってしまい、残念です。
遅霜が降りるのか確認する方法
お茶農家さんにとっては大切な情報がなくなってしまいました。霜が降りるかどうか、今後はどうやって確認したらいいのか、2つ紹介します。
一つは注意報です。
霜が降りると予想されている市や町には遅霜注意報が発表されます。お住まいの地域に注意報が出ているかどうかで判断できます。
どのくらいまで気温が下がるのかを知りたい場合は「気象庁 天気分布予報」を検索してください。
気温を選択すると、3時間ごとの気温の変化を見ることができます。
地図を拡大していくと、5キロごとの予想気温も見ることができるので、お住まいの地域の予想気温を詳しく見ることができます。
気温4度以下が遅霜が降りる目安になります。お茶の管理の参考にしてください。
今週は霜に注意
3月22日からの一週間は、日中は平年より気温の高い日が多そうです。20度前後まで上がり、桜の開花が進む暖かさでしょう。早ければ今週にも満開の便りがあるかもしれません。
ただ朝はこの時期らしい冷え込みの日が多くなります。あす3月23日は寒気の影響で冷えて平地でも霜が降りるところも出てきそうです。その後はしばらく寒気の影響は受けにくいですが、高気圧に覆われて晴れて放射冷却が強まる日には、この時期らしい冷え込みになりそうです。お茶の管理などお気を付けください。