《成田》成田空港からすぐの多古(たこ)町でインスタ映えがはかどり過ぎる件!
関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧/twitter/Instagram)です。
千葉県香取郡の多古(たこ)町。成田空港からバスで約20分の場所ですが、訪ねる人も少なく、古い建て物や自然がたくさん残っていました。
多古町は、南の九十九里浜、水運の拠点佐原などを結ぶ街道の要所。かつては、海産物や米を運ぶ人が行きかった場所のようです。(千葉県公式サイト)
そのためか、写真の大衆食堂にも薄っすらと「名代 うなぎ」の文字が! かつては、とても栄えた場所だったのでしょう。
現在は、人通りも少ないちいさな町ですが、古い建物や自然にあふれ、インスタ映えがはかどります。
京成上野から空港第2ビル駅までは、スカイライナーで約40分。道の駅多古行きのバスに乗り継ぎ、約20分で多古町役場前に到着です。
クルマの方 東京駅付近から、首都高、京葉道路、南関東自動車道を経由し、多古道の駅まで約1時間20分。高速道路代は合計2110円です(2022年6月現在)。
まずは、石段を登り、妙光寺というお寺へ(地図)。新緑が目にまぶしい境内でした。
ふり返ると高台の下に、田んぼや町並みが見えます。境内には誰もおらず、ひと休み。
観光マップのルートから寄り道し、城跡があるという場所へ。気になる石段があります。
天神社という神社でした(城跡の一部?)。小さな本殿から下を眺めています。
この後、周辺をブラブラしましたが、お堀の跡などは見つけられず。空堀が残存しているようです。興味がある方は、リサーチしてからの訪問がおすすめです。
再び妙光寺を過ぎ、町なかの道を歩くと、古い郵便局の建物がありました。
レンガの文様が印象的です。多古町は、街道の要所にあり、米作りが盛んですので、華やかな時代があったのかも知れません。
戦前に建てられた米屋さんです(木内家住宅、国登録有形文化財)。白い軽トラが至るところで見られるのも、のんびりした農村の特徴です。
ベージュ色は大谷石、窓枠は稲田石(茨城県)とのこと。いずれも大変人気がある建材です。
大谷石は、NHK番組のブラタモリ宇都宮編(とらべるじゃーな!)で取り上げられていました。タモリさんも訪ねた地下の採掘場は、1度は訪ねたい、インスタ映えスポットです。
気になるお店。こちらは、何屋さんでしょう?
なんとトタン専門店でした。農家の倉庫づくりや、柵づくりに使うのではないかと思います。
近くの多古町コミュニティプラザ(地図)には、縄文時代の長い長い木船(丸木舟)が保存してあります。多古町は縄文時代から人が住んでいた場所。興味があればご覧ください。
少し歩くと、気になる和菓子屋さんが。多古町には、和菓子屋さんが何軒かありましたが、食べ比べると、白石菓子舗は、特にこだわりがあるように思います(地図)。
きんかんまるごと1つ分が入ったというおまんじゅう!
これは当たり!
白石菓子舗は、堤防のない、自然を感じる川沿いにありました。川沿いに散歩道が整備され、6月11~19日(2022年)にはあじさい祭りが開かれます。
今週は混むはずですが、あじさいが満開のはずです(記事公開日は6月15日)。
白石菓子舗のそばの橋を渡り、少しだけ坂を登ると、田園の絶景でした!
川沿いを歩くと道の駅多古に着きます(地図)。空港第2ビル駅へのバスは、ここが始発です。
いろいろ食べましたが、多古町米だんごが絶品! 多古町の米は、味がよく幻の米と呼ばれているほど。歯ごたえのある、このだんご1本で、真価がわかります。
川や田んぼを眺めながらのひとときです。
空港第2ビル駅へのバスの乗り場が分かりにくいため、先に確認を済ませると安心です。
訪問時はあじさいは、まだこれからでしたが、6月11~19日(2022年)にはあじさい祭りが開かれます!(多古町公式サイト)
混雑が苦手な方は、町の方をじっくり回ってみたり、時期をずらしてみたりしてください。
今回訪ねたコースです(歩くだけなら40分くらい、観光含めて1時間半)。多古町公式のコースマップ。
多古町のような、日帰り可能なエモ静ずらし旅スポットは、関東 日帰り電車旅行「自然や田舎で癒される!」28選(とらべるじゃーな!)でご紹介しています。
バスは、空港第2ビル駅→多古町役場前(旧多古郵便局そば)→道の駅多古(終点)のコースを1時間に1本程度走っています。あじさいだけを見る方は、道の駅多古と飯土井橋(白石菓子舗そば)を往復(所要30分)することが多いようですが、日本寺(あじさいの名所)はぜひ立ち寄りたいです。また、クルマを利用で、歴史的建造物に関心のある方は、地図右上の澁谷嘉助旧宅正門も必見となります。
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ご感想(規約上非開示となります)を頂き、ありがとうございます。以下セルフチェックし、訂正済みでございます。(2022年6月28日)
・米屋さん→厳密には米穀商ですが、読者への分かりやすさを考え、米屋さんとしています。
・窓枠は稲田石→窓枠が示す場所が分かりにくいと思われ「1階と2階の境目などは稲田石」に訂正しました。
・トタン専門店→「トタンが豊富にありました!」に訂正しました(専門店ではないため)。
・多古町は縄文時代から人が住んでいた場所→こちらに記載がありました。
・堤防のない、自然を感じる川沿い→「コンクリート製の堤防のない」に訂正しました(よく見ると道が堤防となっているようです)。