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【警察官に聞いた!】交通事故が発生しやすい場所と運転時に注意すべきことを解説

やっさん|クルマ好きの味方車系インスタグラマー

車の運転時は交通事故を起こさないよう注意が必要です。

この記事ではブログ”やっさん車好きの味方”を運営する私が、知り合いの警察官から聞いた内容を元に、事故多発場所と運転中に気を付けるべきことについて解説します。

気をつけて!事故多発場所ランキング

全国の事故の傾向を調査したところ、以下の場所に置いて交通事故が多発していることが判明しました。

【事故多発場所ランキング】

  • 交差点内
  • 一般単路
  • カーブ
  • 交差点付近
  • トンネル・橋

ここでは令和4年版交通安全白書で発表されている事故多発場所と、警察官から聞いた注意するポイントを紹介します。

【1位】交差点内

令和4年は交差点内で899件の死亡事故が発生しています。

交差点は直進、右左折とあらゆる方向に車やバイクが行き交うことに加えて、横断歩道では歩行者や自転車が横断します。

「対向車」「巻き込み」「歩行者」「進行方向」「信号機」など注意する点が多く、少しの油断が事故に繋がる危険な場所です。

また、交通量が多いため一つの事故が周りを巻き込む大事故になる可能性が高いです。

広い視野を持って余裕のある運転をすることで、交差点内の事故は防げるでしょう。

【2位】一般単路

一般単路は死亡事故が819件発生しており、交差点に続き2位となっています。

交差点などに比べると、事故の可能性がなさそうな一般単路ですが、前方車両への追突事故や歩行者との衝突事故が頻発しています。

一般道路は単純な道路なために、気を抜いた運転をしてしまいがちです。

緊張感を欠いた運転をしていては、前方の車の減速やブレーキに気付くのが遅れて追突してしまったり、横断する歩行者に気付かず衝突したりするおそれがあります。

単調な道でも気を抜くことなく、集中して運転しましょう。

【3位】カーブ

死亡事故373件

カーブは令和4年の死亡事故件数が373件となっていて、トップ3に入る危険な場所です。

カーブで発生する事故は、対向車がセンターラインをはみ出したことによる正面衝突です。

正面衝突は死亡事故に繋がる可能性の高い危険な事故形態です。

カーブ付近では必ず減速して、センター線をはみ出さないようにしましょう。

【4位】交差点付近

交差点内に限らず、交差点の付近も304件の死亡事故が発生していて危険な場所です。

交差点付近で発生が多いのは、脇見運転や速度超過により、前方の車の減速や停止に対応できず追突する事故です。

特に前方車両の左折合図が遅れた場合や、信号の変わり目には注意しましょう。

前方の車と車間距離を保ち、急な減速にも対応できる速度で走行することが大切です。

【5位】トンネル

令和4年はトンネル内でも死亡事故が71件発生しています。

トンネル内の事故の原因は視界の悪さです。

トンネル内の出入り口付近では明暗差が激しく、一瞬前が見えなくなることがあるため、前方の車に気付かず追突する事故が発生します。

他にも、トンネル内の追い越しは原則禁止なのにも関わらず、無理やり追い越しをしようとして対向車と正面衝突する場合があります。

トンネル内ではライトを点灯のうえ、速度を落として走行するようにしましょう。

事故に合わないために運転中に気を付けるべきこと

運転中は以下の点に気を付けることで、交通事故や違反をする確率を下げることができるでしょう。

【運転中に気を付けること】

  • 速度を出しすぎない
  • 広い視野を持って標識や道路表示をみる
  • ながら運転はしない

速度を出し過ぎない

普段から速度を出し過ぎないことが大切です。

車速度を落とすことで、視野が広がり道路標識などがきちんと確認できるだけでなく、歩行者が不意に飛び出してきたり、道路上に落下物が落ちていたりしている場面でも止まることができます。

また、速度を出しても信号待ちや他の車の影響で、到着時間が数分しか変わらないということはよくあることです。

走行速度を落として、心に余裕をもった運転を心掛けましょう。

広い視野を持って標識や道路表示を見る

目の前だけに集中することなく、標識や道路表示、歩行者の有無などを確認できる広い視野を持って運転することが大切です。

よく目の前だけに集中していて「歩行者に気づかなかった」「道路標識あったんだ」と言う方がいます。

特に初めての場所では標識を見落としがちなので注意が必要です。

事前にルートを確認しておくことや、速度を落とした運転をすることで、ゆとりある運転をしましょう。

ながら運転はしない

運転中は集中力を保つために”ながら運転”は絶対にしないでください。

ながら運転とは「スマホを操作する」「カーナビを操作する」「新聞を読む」など、運転中に運転以外の集中を要する動作を行うことをいいます。

ながら運転は危険を察知するのが遅れるため非常に危険です。

運転中は運転に専念しましょう。

まとめ

この記事では交通事故の多発場所ランキングと、事故にあわないために気を付けるべきことについて解説しました。

事故が最も多いのは交差点という結果でしたが、単路やカーブなどでも死亡事故は発生しています。

ドライブの際は運転に集中して、交通ルールを守ることで事故の可能性を下げられます。

この記事をきっかけに自分の運転を見直し、安全運転を心がけましょう。

また今回お話を聞いた警察官から、交通取締りのポイントなど普段は聞けないような内容を教えていただきました。

こちらの記事で紹介しているので、警察に捕まりたくない方は是非見てください!

車系インスタグラマー

某自動車メーカーの整備専門学校を卒業後、整備士、フロントマンとして活躍、その後、もっと車を「見て、乗って、ワクワクする」をコンセプトにSNSやブログメディアにて発信をしています。

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