【京都市上京区】音、光、絵、残像、京 、物etc..、すべてある不思議空間から貴方は何を感じますか?
「私から生まれるものたちは全て、ただ、ワタシが生きるのに必要なものたちです。例えるなら呼吸のような、それ以上でも、それ以下でもない、確かに大切なものたちです。そこに一切の社会的主張はございません。どうぞ、何も加えず、何も挟まず、ただ、風景のようにご覧いただければ幸いです。OK ですか? OK でしたら、どーぞご入場ください」
画家でもなく、写真家でもなく、小説家でもなく、音楽家でもなく、自分を表すものがない、だから感覚芸術家を名乗ったという、京都在住の芸術家・OKIRAM ATIHSONIK(オキラム・アティソニック)さんの作品は、入り口を入った瞬間から幻想的で、しかし現実的のようでもある、影の入り口も光の出口も、そのすべてが不思議な空間となっています。
2021.10.23〔土〕~ 11.3〔水〕(火曜日休み)まで開催されている展示では、音、光、絵、残像、言葉、空間 、京、物、etc...、すべてがそこにありますが、彼女が言うようにこの作品をどう感じるかは、見るものによってそれぞれなのだと思います。
智恵光院通椹木町を西に入った小学校の前にあるKusakabe Galleryは、生まれも育ちもこの場所のオーナー・坂 里祭さんが運営する一棟貸しのアートスペースです。自ら素敵だなと感じた新進気鋭の芸術家を招請し、面白い作品、見たことがないような作風の展示会を、ジャンルを問わず行ってきました。
「私は何も知らない、見るもの、聞く音、感じる光、風… ただの一度も もう二度とないこの瞬間、生まれて消える。 必死に心に焼き付けても私は何も知らないのだ。それを、私は忘れたくないのです。 」
滞在できるのは40分間、マスク着用など新型コロナ感染症対策をした展示会です。OKIRAM ATIHSONIKさんは「誰かがその人の大切な時間を使ってこの展示にお越しくださるのであれば、光栄なことです。でも、どうか、ご無理のないように。あなたの今日を楽しんでください。」と語りかけています。
Kusakabe Gallery 京都市上京区椹木町通智恵光院西入ル中務町486番地 075–841–5407