コロナ禍におけるオススメうつ病予防
こんにちは、精神科医しょうです。
今日のテーマはコロナ禍におけるオススメうつ病予防についてお話していこうと思います。
今日の外来で、72歳の女性がいらしたんです。
その女性は元々は、病院のお世話になることもほとんどないようなとっても元気な方だったそうです。
しかし、ここ数ヶ月で眠れなくなって、食事も細くなり日中も元気なく横になりがちで家事もちょっとしか手につかなくなってしまったというんですね。
そうなってしまったのも、コロナ禍で家をあまり出なくなってしまったからというんです。
元々、活動的で友達と外出しておしゃべりを楽しんでいた方みたいで、外出ができなくなってしまったことによって強いストレスを感じていたんですね。
最近、このような方が精神科外来に来ることが本当に増えました。
その一因としては本人も感じている通り、外に出ることがコロナ禍以降に急激に少なくなっているからなんですね。
これまで活動的な方だっただけに、外出できないストレスはものすごく強いんですね。
しかも、ご高齢になってくると、万が一の感染のリスクを考えて一切外に出るのを辞めてしまうという方も多いんです。
その女性も時々外出するとしても、夫の車に乗って買い物に行くくらいとおっしゃっていました。
しかも、夫が免許を返納することになり、買い物に行く機会すら減ってさらにストレスを感じていたようです。
この女性のようにコロナ禍で外出できなくなり、ストレスを受けてうつ状態になってしまう方が多いのですが、どのように防いだらいいのでしょうか?
コロナ禍におけるおすすめうつ病予防
結論としては、午前中に30分間散歩だけは出ましょう。
コロナウイルスへの感染は怖いです。しかし、うつ病も怖いです。
そして、自宅から一切外出しないという極端な感染予防は、うつ病のきっかけになってしまうリスクがあるんです。
だから、午前中に30分間だけ目一杯に日の光を浴びて、散歩して体を動かすようにしましょう。
もちろん心配であればマスクをして、人混みには出かけず公園や緑がある場所に出かけるんです。人との接触がなければ感染するリスクはありません。
太陽光を浴びることでの抗うつ効果もあるし、体を動かすことでの発散効果も得られます、そして公園などで自然に触れれば森林療法の効果も得られるんです。
このように一日一切外出しないのではなく、1日30分だけ散歩に出るということは自分自身の中で許容してあげましょう。
感染予防は大切ですが生きすぎた対策はメンタルの不調を引き起こしてしまいます。最近、コロナ感染者が減ってきているとはいえ、変異株も出てくるし今後もある程度コロナとの付き合いは長くなるでしょう。
だから極端な感染対策は取らずに、自分自身の心身の健康を守るために、30分間の散歩は心がけてくださいね♪
まとめ
今日はコロナ禍におけるオススメうつ病予防についてお話しました。
今日のお話を聞いて、極端に外出を減らして心身の不調を感じていた方は、ぜひ1日30分のお散歩など心がけてもらえると嬉しいです。
これから冬の季節になることもあり、日照時間も短くなるのでよりしっかりと日の光を浴びることによって抑うつ症状を予防できるかもしれません。
是非是非試してみてくださいね。
私は普段インスタにてHSPの方に対し、気持ちが楽になる発信をしています。
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