【富士宮市】信号機のいらない交差点~静岡県内で5カ所しかないラウンドアバウトの通行方法、知ってる?~
ラウンドアバウトとは交差点の真ん中に中央島が設けられ、中央島に沿った環状の道路を時計回りに通行し、行き先の道路へと流出する道路です。
2017年に上井出白糸の『県道富士富士宮線・市道内野44号線』交差点に、県の管理道路では初の本格運用が開始されました。
その他県内では浜松市北区内野台、菊川市柳、焼津市関方、焼津市下藤、清水区馬走の交差点の5カ所がラウンドアバウトを導入しているそう。
まだあまり馴染みのないラウンドアバウトの通行方法って、どうしたら良いの?という質問がありましたので、今回はラウンドアバウトについて調べてみました。
自動車で通行する場合
①ラウンドアバウト進入時にはウインカーは必要ありません。徐行して、安全確認をしてからラウンドアバウトに侵入します。このときに環道を走っている車両がいる場合は、環道内の車両が優先になります)
②環道内は時計回りの一方通行!徐行で通行します。
③交差点を出る時に、出口の手前で左側にウインカーを出します。横断歩道を渡っている人がいる場合は、歩行者が優先になります。
歩行で横断する場合
①車がラウンドアバウトに侵入する手前にある歩行者用の横断歩道を利用します。
②横断歩道は、右側を特に注意しながら歩道から分離島へ、特に左側を注意しながら分離島から歩道を渡ります。
*環道内に歩道のような場所がありますが歩道ではありませんので、通行はできません。
ヨーロッパを中心に普及しているラウンドアバウト。2014年から日本でも本格導入されました。
進入する車両は必ず減速する必要があるので、事故発生時の損失が軽減されます。また信号機が不要のため、燃料の節約ができ、さらには渋滞が起こりにくく、災害時でも混乱がなく走行できるという利点が多いラウンドアバウト。
これから、全国各地にラウンドアバウトが増えていくと想定できます。
富士宮市では上井出白糸の『県道富士富士宮線・市道内野44号線』に先駆けて導入されているので、正しい通行方法を覚えておくと今後役に立ちそうですね。
場所:県道富士富士宮線・市道内野44号線 交差点
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ラウンドアバウト通行方法「白糸の滝交差点がラウンドアバウトになりました」広報リーフレット