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忖度なし!スイーツ芸人がコンビニ「ワッフルコーン」を食べ比べしてみた

スイーツなかのスイーツ芸人

よろスィーツ!スイーツなかのです。

コンビニスイーツの食べ比べ企画。今回は「ワッフルコーン」。

左から「ファミリーマート」「セブンイレブン」「ローソン」
左から「ファミリーマート」「セブンイレブン」「ローソン」

コンビニ三社のワッフルコーンを食べ比べ。忖度なしでそれぞれの特徴をまとめてみた。

ファミリーマート

「ワッフルコーン濃旨ミルクバニラ」¥248
「ワッフルコーン濃旨ミルクバニラ」¥248

ファミリーマートのワッフルコーンは、他のコンビニと比べるとほんのり色味があり、濃密な「バニラ感」が大きな特徴。マダガスカル産バニラビーンズシードを使用し、食べながらバニラの甘い香りに包まれていく。

セブンイレブンのワッフルコーンにもバニラは使われているが、香りの強さで言えばファミリーマートの方が圧倒的に上である。

好みは分かれると思うが、個人的にはバニラがメインになりすぎてしまっている印象で、ミルクの風味が損なわれているように感じられた。バニラの香りはもう少し抑えめに、ミルクの味わいが立つようなつくりだと、もっとお互いの良さがいきるように思えた。

ただ、バニラアイスが好きな人にはたまらない味だと思うので、濃厚なアイスを食べたいときにはおすすめ。

セブンイレブン

「金のアイスワッフルコーン マダガスカルバニラ」¥386
「金のアイスワッフルコーン マダガスカルバニラ」¥386

セブンイレブンのワッフルコーンは、他のコンビニと比べると価格帯は高めで、パッケージにも高級感がある。ぷっくりとした太巻きのフォルムも特徴的。

名前に「マダガスカルバニラ」とあるように、ファミリーマートと同様にバニラを軸にしたつくり。

香りの強さで言えばファミリーマートの方がバニラ感はあるけれど、セブンイレブンはミルクの風味やクリーミーさもしっかりと堪能できて、バニラとミルクのバランスが絶妙。

なによりも、コーンの香ばしさがたまらない。コーンの内側にはホワイトコーチングをしてあるため、アイスの水分がコーンに染み込まずに最後までザクザク感が持続していく。こういう細やかなつくりにも感嘆とする。

自分へのご褒美に食べたいリッチなアイスである。

ローソン

「ウチカフェ ミルクワッフルコーン」¥300
「ウチカフェ ミルクワッフルコーン」¥300

ローソンのワッフルコーンは、他のコンビニと異なり、バニラは使わずにミルクの旨味を前面に出したつくり。

原材料表記には、岡山県蒜山高原産のジャージー牛乳を使用と書いてあり、牛乳へのこだわりもよく伝わってくる。

ひと口食べると、生クリームのコクもありながら、牧場で食べるソフトクリームのようなミルキーさがしっかりと伝わってきて、想像していた以上の奥深い「ミルク感」に驚いた。

濃厚でありながら後味は重くならずに、すっきりとした甘み。なめらかなアイスとサクサクのコーンも相性が抜群で、全体のバランスがとっても良い。

シンプルだからこそごまかしの効かない、クオリティの高いアイスである。

撮影=スイーツなかの

スイーツ芸人

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、芸人の道へ進み、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動を始める。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」など多数テレビ番組に出演。「CREA」「ViVi」で連載を持つなど、ライターとしての顔も持つ。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売、コンクールの司会や審査員を務めるなど、多岐にわたり活躍している。

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