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甘じょっぱさにドはまり!いま注目のルーサーバーガーを食べられる、大須に開店した新店バーガーショップ

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

SNSの普及によって、インパクトのあるビジュアルやカラフルな絵面をもつ新しいものが次々と注目されるようになりました。そんな中、昔からある馴染み深い食べ物を組み合わせた新感覚フードが最近話題を呼んでいることをご存じでしょうか?この日訪れた「FAT MAN’S MISERY」さんでは、今話題のルーサーバーガーを提供しています。ふわふわのドーナッツにビーフパティを挟んだ新感覚バーガーは、甘じょっぱい味がくせになるユニークな味わいでした。

「FAT MAN’S MISERY」ってどんなお店?

2024年5月21日にグランドオープンしたばかりの「FAT MAN’S MISERY」さんがお店を構えるのは、名古屋市中区大須の赤門明王通沿い。「FAT MAN’S MISERY」という店名を直訳すると、“太った男の悲劇”となります。この個性的な店名は、アメリカのマンモス・ケーブ国立公園内にある世界一のマンモス洞窟の名前と同じ。この洞窟の奥は通路が細くなっていて、そこに立っている甲板に「FAT MAN’S MISERY」という言葉が書かれているのだとか。つまりは、この先は道が細いから、太った人は通れず恥をかくよ!というブラックジョークなわけです。

店内は白を基調とした明るい雰囲気。ハンバーガーショップは原色遣いの派手な内装が多いイメージですが、こちらのお店はカフェのようなシンプルな装いなので、女性ひとりでも入店しやすいのではないでしょうか?

流行りの「ルーサーバーガー」ってどんなもの?

一般的なハンバーガーがバンズで具材を挟んでいるのに対し、油で揚げたドーナッツでパティや野菜、チーズなどを挟んだものをルーサーバーガーといいます。同店のバーガーは同じ皿にフライドポテトを添えたものを提供。ドリンクはセットになっており(一部商品は追加料金が必要)、セットドリンクの中から好きなものをひとつ選ぶことができます。

同店のルーサーバーガーは、ふんわりとふくらんだ2個のシュガーグレーズドドーナッツで2枚のビーフバンズ、チーズを挟んだボリュームたっぷりなひと品。

ドーナッツがふわふわなので、カットするときは少し力を入れてナイフを入れましょう。シュガーグレーズドドーナッツ、ビーフパティ、チーズがしっかりと乗った状態で口に入れると、ちょっぴりジャンキーな甘じょっぱい味を楽しむことができます♪

ドリンクは、他店ではあまり見かけることのない珍しさから「ルートビア」をオーダー。“ビア”とついたネーミングからお酒を想像した人もいるのではないでしょうか?

実際は、アメリカやイギリス、日本国内だと沖縄で親しまれている炭酸飲料がルートビアの正体。見た目はコーラのような濃い茶色の炭酸飲料ですが、口に含んだときの風味が独特なため、人によって賛否のありそうな個性的な味わいだったというのが正直な感想です。

「FAT MAN’S MISERY」の詳細情報

【住所】愛知県名古屋市中区大須2丁目8-27
【電話番号】052-684-5966
【営業時間】11時30分~21時00分
【定休日】水曜日
【公式サイト/SNS】Instagram

ドはまり必至の新感覚バーガーを食べてみて

前述したアメリカの洞窟でのエピソードを踏まえてお店のInstagramの投稿に記載されていた内容を要約すると、「日本では外見的な特徴を指すジョークは失礼にあたるというのセオリーだけど、このようなブラックジョークが通じる、ユーモアを気軽に受け取れる国の感覚を詰め込みたい」と思ってこの店名に決めたとのこと。油で揚げたドーナッツとジューシーなビーフパティが主役のルーサーバーガーは(摂取カロリー的に)とても罪深いひと品ですが、ブラックジョークも気にしないおおらかな気持ちで大きく口を開けて頬張りたいですね!この記事を読んで同店のことが気になった方は、ぜひ現地でルーサーバーガーの美味しさを体感してみてください。背徳的な組み合わせと甘じょっぱい味わいは、きっとクセになることでしょう。

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1300軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。食べることは大好きだけど、お酒はすこぶる弱いのが玉に瑕。

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