【伊勢市】宮川堤のウオーキング途中で、2年後に迫る伊勢の民俗行事「お木曳行事」の知識をゲット
こんにちは。毎日、蒸し暑いですね。先日、度会橋ふもとの宮川堤をウオーキングしていたら、伊勢の民俗行事「お木曳(きひき)行事」に関する説明板を見つけました。早いもので、2年後の2026年に「第1次お木曳行事」、2027年には「第2次お木曳行事」です。今年に入り、奉曳(ほうえい)団を結成する動きがあり、着々と準備が進んでいます。
お木曳行事とは
20年に一度、社殿を遷(うつ)す伊勢神宮の「式年遷宮」。「お木曳行事」は両宮の宮域へ御用材を運搬する行事で、 内宮では五十鈴川を利用した「川曳(かわびき)」、外宮では陸路を利用した「陸曳(おかびき)」と呼ばれています。
宮川堤駐車場横の東屋から階段を降りると、石碑「神宮御用材貯木池跡」があります。説明板によると、大湊の貯木場から宮川を遡上して外宮用の御用材を貯木する池で、通称「下川」と呼ばれた場所。1975年前後の宮川堤公園造成時に埋め立てられましたが、現在でも御用材はこの地から引き上げられるそうです。
横断歩道を渡って、堤を歩くと、何やら大きな説明板が立っていました。
近づくと、「ドンデン場」の説明が。「ドンデン場」とは、宮川から引き上げられた御用材が運ばれる宮川堤上のことを言います。各奉曳団ごとに御用材を受け取り、ソリに載せ、臨時に設けられた土盛坂を上って、ドンデン場へ。御用材の前後に綱をつけて、陸側と川側に分かれて上下に揺さぶり、最後に中島の出発地点へ一気に駆け下ります。お木曳の幕開けを告げる重要な場面ですーと説明板から抜粋。幼いころに見た、一気に駆け下りる場面が大変、迫力あったのを思い出しました。
長年続く伊勢の民俗行事。知識を深めてみませんか。
- 「宮川堤公園」
- 住所:伊勢市中島1丁目15
- アクセス:伊勢市駅から車で8分