「保育園の七夕」親が書く短冊の願い事何にする?現役保育士が見てきた実例20個紹介
現役の保育士(幼保英検1級)です。
6月になると保育園もドタバタと七夕の準備をはじめます。
保育園側で一番苦心しているのが、笹の手配!
そもそも笹をもらえる機会が限られていることと、昨今の猛暑ですぐに笹が枯れてしまうため、ピンポイントで七夕の日付近に笹が保育園に到着するよう手配しなくてはいけないからです。
保護者側としては、「願い事を書いてください」といきなり保育園から渡される白紙の短冊に頭を悩ませているのではないでしょうか。
今回は、保育園用に親が書く短冊の願い事に焦点を当て、筆者が保育園で見てきた超実例を紹介していきますよ。
短冊の願い事は何でもOK
書くのが大人でも子どもでも書く内容はなんでも大丈夫ですよ。
各家庭の個性が出る短冊、保育士も喜んで読みながら飾っています。
親が書く短冊のパターン2つ
「お母さんお父さんも願い事を書いてくださいね」といって保育園から短冊を渡される場合、書いてある内容を大別すると次の2パターンです。
- 子どもに関する願いが書いてある短冊:70パーセント
- その他の願い事が書いてある短冊:30パーセント
子どもに関する願いが書いてある短冊の例
自分の子どもに関することを願い事にしたためた短冊の例を紹介します。
育って欲しい姿を願いに込める
このように子どもの将来を見据えた願い事も良いですね。
また、毎日を笑顔で過ごすことや、食事を食べることなど、子どもの今に注目した願い事もあります。
子どもの願い事を代弁する
子ども自身の願い事を親が書く短冊で代弁してあげるパターンもよくあります。
その他の願い事が書いてある短冊の例
子どもを含めた家族の願いを込める
子どもだけではなく家族の願いをしたためた短冊もあります。
親自身の願いを込める
子どもとは無関係に親自身がやりたいことをしたためた短冊もあります。
切実な願い事も多いですね。
提出してもらった短冊を飾る立場の保育士としては、この親自身の願いをしたためた短冊が一番読んでいて面白いです。
面白いですが数自体は少ないです。
世の中の人全員の幸せを祈る
こちらはハーフの子のママが書いてくださった短冊です。
ちょうどコロナ禍だったこともあり、世界平和を短冊にしたためた気持ちが良くわかります。
文字なしの短冊
言葉で語らず絵で語る?!
どうやらお寿司を食べに行きたいであろうことがよく伝わってくる短冊ですね。
親の短冊 名前はどうする?
子どもの短冊であれば、願い事のあとに子どもの名前を書きますが、親の短冊は迷ってしまいますね。
一番多いのが、次のような「子どもの名前+親であることを示す敬称」のパターンです。
- たっくんママ
- ゆかり両親より
- あかり 父母
いくら親の短冊とは言え、お父さん・お母さんの下のお名前のみという短冊は筆者は見たことがありません。
保育園用に短冊を書くときの注意
保育園で飾る用途で短冊を書くときの注意点を紹介しておきますね。
- 名前を大きく書くこと
- 油性ペンで書くこと
この2つです。
本文自体は漢字混じりで書いていたとしても、子どものお名前だけは大きくかつひらがなで書いてあげることをおすすめします。
願い事が読めなくても、文字が読めなくても、2歳以上になれば文字のかたちでなんとなく自分の短冊だと分かる子も多いです。
飾られた自分の短冊を見て、小さな子どもたちも嬉しそうにしていますよ。
笹は玄関先に飾られていることが多いですが、突然の雨で短冊が濡れてしまうことも。
筆記用具には油性をおすすめしますよ。
まとめ
保育園の笹に飾る親が書く短冊の願い事に焦点を当て、筆者が保育園で見てきた超実例を紹介してきました。
短冊の内容は何でもOKです。
書く人が親でも子どもでも、保育士たちは楽しく読んでいて、全員の短冊がバランスよく配置されるように配慮しながら飾っていますよ。
自分で笹に飾り付けられる年齢の子たちは、親が書いてくれた短冊も自分で飾って嬉しそう。
今年の七夕も楽しみですね。