本当に「自分は大丈夫」?農業用水路への転落事故多発!【富山県入善町・黒部市】
「ことしの4月から6月までに、新川地域での農業用水路の転落死亡事故が4件発生し、大切な人命が損なわれ続けています。」というショッキングな回覧板を目にしました。今年の4月から6月までは、毎月一人以上の方が農業用水路で亡くなっているということになります…。
新川地域の農業用水路は、時には激流の河川のようにゴーゴーと音を立て、大量の水が流れます。豊富な水で田畑を潤す農業用水路は、一見、豊かでのどかな風景ですが、冒頭で述べたように危険が潜む場所でもあります。
危険だと頭では理解していても、実際には多くの事故が発生しています。「秋の農業用水路転落事故防止強化期間」を前に、今一度、ご自身と大切なご家族の行動を見直し、危険がないかを確認しましょう!
事故にあわないための5つの心がけ!
- じ:「自分は大丈夫」との意識を改め、余裕を持った行動を!
- こ:高齢者・子供たちとコミュニケーションをとって、家庭内でも声がけを!
- な:慣れた道でも、水路沿いは安全確認!
- く:草刈りや、水管理など一人での作業は極力避ける、周囲からの声かけで!
- す:水路は昼と夜で危険度が違う、暗いところは特に注意!
ついつい「自分だけは大丈夫」と考えがちです。しかし、年々体力は衰え、異常気象も多発しています。状況は変化しているため、考え方を柔軟に変え「農業用水路には危険が伴う」という認識を常に持ちましょう!
荒天の時など、長い間育ててきた田畑が気になる気持ちはよく分かります。しかし、天候が落ち着くのを待つという決断をしてください。そして、田んぼの見回りに行こうとするご家族や近所の方を“止める勇気”を持ってください。
みんなの目で、大切な命を守りましょう!