SDGsの先駆者!弥生人の四季によって変化する生活スタイルを紹介
2300年前〜1700年前の日本は、稲作などの食料生産が始まった「弥生時代」です。
弥生時代を生きる人々は、様々なものを利用・再利用して日々の暮らしを豊かなものにしていました。
今回は、そんな弥生時代を生きた人々の生活スタイルから食事事情まで紹介します。
四季に合わせて変化する生活
稲作が始まった弥生時代では、四季に合わせて生活のスタイルが大きく異なりました。
春は稲作の準備期間であり、苗を作ったり、豊作祈願に専念。
夏~秋になると雑草を除草し、稲などの収穫を行います。
冬は、春~秋までの期間に貯蓄した食料で厳しい寒さを乗り切りました。
さらに1年を通して鉄器や土器をたくさんつくり、互いに物品を交換する交易を行いました。
交易の際には船を利用し、離れた地域の人々ともやり取りをしていたようです。
食事の変化
弥生人は、四季に合わせて食べ物を変えていました。
春は野草や鹿、アサリなど。
夏はマグロやウニ、アワビといった海の幸をメインに食べたといいます。
秋はキノコやカモ、イノシシなど。
そして、冬には貯蓄した食料と、冬眠中の動物を狩って暮らしました。
オシャレ!土器の模様はこうやって作る
弥生時代に作られた土器の模様は多種多様でした。
というのも、オシャレに敏感だった弥生人は、貝殻やウニのトゲ、アワビからとれる真珠などを活用して個性的な土器の模様を生み出したのです。
そして、貝殻や真珠は模様を作るだけでなく、余ったものはアクセサリーとして着用したのだとか。
まさに、現代の私たちが見習わなければならないSDGs精神ですね。