センター試験は、比較的、穏やかな天気に
強烈寒気は東へ離れる
今週末の土日は大学入試センター試験が行われます。
大学入試センター試験はまさに1月中旬の寒中に行われるため、強い寒気の影響を受けることが多く、日本海側で大雪や吹雪に見舞われることが多いものです。
去年や一昨年も、日本海側を中心に荒れ模様の天気となりました。
今年はどうでしょう?
きのうは北日本で大荒れとなり、きょうは峠を越えたものの、引き続き、風が強く、吹雪や大雪となっている所があります。
この荒天をもたらしているのは紛れもなく上空の強い寒気です。
ピークは越えましたが、きょうも上空5000メートル付近には平年より強い寒気(青色)が流れ込んでいます。
ところが週末の予想をみると、あす土曜日には日本の東へすっかりと抜けていき、あさって日曜日も上空は平年より高いことを示す赤色に覆われています。つまり、今週末は特に強い寒気の影響を受けずにすむということが言えるでしょう。
土曜日の雨や雪の予想
あす土曜日午前9時の雨雲や雪雲の予想をみてみましょう。
上空の寒気が抜けていきますので、日本海側でもほとんどの所で雨や雪は止んでいる予想です。強かった風も収まる所が多いでしょう。
このため、風や雪に伴う交通機関への影響はほとんどないものと思われます。
太平洋側ではカラカラの晴天が続きますので、引き続き、火の元やのど元には注意が必要です。
日曜日の雨や雪の予想
日曜日午前9時の予想をみると、弱い低気圧(気圧の谷)の影響で、北陸や東北の日本海側で再び雨や雪となり、西日本でも雨の降っている所がある予想です。
ただ低気圧は特に発達することはなく、日中にかけて上空には強い寒気もありませんので、大雨や大雪が降ったり、風が強まるような心配はあまりないと思われます。
夜になると冬型が強まってくるため、北日本や北陸で風や雪の強まる所が出てくるでしょう。
雪の降り積もった所は注意
土曜日~日曜日の日中にかけて特に荒天となる心配はなさそうですが、北日本や本州の山沿いでは沢山の雪が降り積もっています。
雪国で行われる試験会場へ向かわれる方は、路面が凍り付く心配がありますので、足元に十分ご注意下さい。
もちろん寒さ対策や乾燥対策も万全にして、試験に臨んで頂きたいと思います。