真冬ならではの幻想的なイベント「氷灯ろう夢祈願」が、今年も鹿教湯温泉で開催されます。約200個の灯ろうのやさしい光が、現世と神の世界を結ぶ、特別な時間です。

氷の灯ろうは、ろうそくの炎で少しずつ溶けてしまいます。同じ姿をとどめ続けられない小さな光の集まりが、温泉街をほのかに照らします。

氷灯ろうは「湯端通り～文殊の湯～五台橋～文殊堂～薬師堂」に設置されます。午後4時30分からは点灯体験に参加することもできますよ。予約は不要です。

文殊堂・薬師堂へと向かう渓谷にかかる五台橋は、現世と神の世界を結ぶと言われています。

国内では珍しい屋根付きの木橋です。

鹿教湯温泉の旧源泉地にある「文殊の湯」は、誰でも気軽に楽しめる立ち寄り湯です。内湯に加え、小さいながらも露天風呂がついています。

文殊堂には、鹿教湯温泉という名の由来になった「文殊菩薩」が祀られています。文殊菩薩が鹿に姿を変えて、猟師に出湯を教えたという言い伝えが残っています。

あなたの願いを絵馬にしたためて、灯ろうに飾ることもできます。人々を鹿教湯温泉に導き、今も見守る文殊菩薩に祈願しましょう。（絵馬の購入は鹿教湯観光協会まで）

イルミネーションのような派手さはありませんが、そこには真冬だけの特別な時間が流れます。お車で行かれる場合は、鹿教湯温泉交流センターの駐車場をご利用ください。

●氷灯ろう夢祈願●

会場：鹿教湯温泉の湯端通りから文殊堂にかけてのエリア
開催期間：2024年12月27日から2025年1月31日
開催時間：午後4時30分からロウソクの灯が消えるまでの時間（午後9時頃）
参加費：無料