【長野市】ヨガやハーバリウム作り。エシカルなパンやクッキーの販売も!10月1日「エシカルふぇす」開催
「エシカル」という言葉を知っていますか? 「エシカル(ethical)」とは、倫理的、道徳的という意味。環境や人、社会、地域に配慮した商品を選んで消費することを「エシカル消費」といいます。
大事なお金を使ってせっかく購入するなら、少しでも世の中がより良い方向に向かうための消費をしたいところ。
9月30日(金)・10月1日(土)の2日間、長野市役所西側広場「桜スクエア」で、そんなエシカルをテーマにした「2022 エシカルふぇすinNAGANO」が開催されています!
初日の9月30日は、実行委員会を含めて9ブースが出店。
快晴の気持ち良い秋空の下で、さまざまな種類のエシカルな品物が紹介されていました。1日のみ出店のお店と、2日間出店のお店があります。
環境学習、環境教育などを行っている「NPO法人みどりの市民」は、生ごみの堆肥化について教えてくれます。「どんぐり・るるネット」という堆肥化に取り組むネットワークの運営もしている団体です。
長野市西山地域で竹林の保全活動をしている「西山淡竹会」。簡単にたけのこご飯が炊ける「たけのこごはんの素」や、生ごみの堆肥化の基材になる「竹チップ」を量り売りしていました!
長野市災害ボランティア委員会のブースでは、東日本大震災で被災した岩手県大槌町のワカメを1袋600円で販売。被災地域の応援も大事なエシカル消費です。
また、2019年と2021年に水害にあった佐賀県武雄市の復興支援のための「ぬくぬく珈琲」を2個入り300円で販売。東ティモール産のコーヒー豆を使用したフェアトレードコーヒー。国内だけでなく、世界にもつながるエシカルです!
プラスチックに代わる、「使い捨てない」日用品を製作する「麻と香織と」(公式サイト)。こちらのブースで一番目をひいたのは「布ナプキン」。私は以前、コットン製の布ナプキンを使っていましたが、挫折してしまった…というお話をしたところ、麻製の布ナプキンの良さを丁寧に教えてくださいました。
デザインもかわいいですが、乾きやすく体を温かく保ってくれて、長く使える麻ナプキン。お店の方は「自分の体を大切にすることが地球のためにもなります。身近にできることからやってみてほしい」と話していました。
印刷業をしている「株式会社アルキャスト」(公式サイト)は、国産竹100%で作られた竹紙を使用したオリジナル商品を作っているそうです。竹紙ノート、一枚一枚はがして使えるルーズリーフとしても使えるノート「SEPARABLE LOOSE LEAF」、竹でできたクリアファイルなどがありました。
竹は生育が早く、放置しておくと里山が荒れてしまいます。こうした製品を使うことが、身近な環境を守ることにもつながることを意識したいところです。
実行委員会のブースでは、エシカルふぇす開催にあたって制作されたさまざまなイメージビデオの動画を見ることができます。
これらのほか、9月30日のみで、信州ソルガムの販売を「AKEBONO株式会社」、フェアトレードの衣類や雑貨を展示販売する「cublue」(キュブルー)が出店していました。
10月1日のみの出店では、自家製酵母のパン屋さん「パン焼き小屋はしご」、ヨガの「みわヨガくらぶ」(10時30分~10時45分)、鬼無里の素材のクッキーやビスケットを販売する「みち草」、ハーバリウム作りの「さくら工房」などがあります。
まずは、心地良い品物との出合いを楽しみ、出店者さんとのお話を楽しみ、幸せが循環する「エシカル消費」を楽しんでください!
【イベント情報】
2022 エシカルふぇすinNAGANO(信州環境フェアと同時開催)
エシカルふぇす公式Facebook
公式YouTubeチャンネル
日時:9月30日(金)・10月1日(土)10時30分~16時
場所:長野市役所西側広場 桜スクエア(長野市大字鶴賀緑町1613)
主催:エシカルふぇす長野実行委員会
(事務局:NPO法人みどりの市民 公式サイト)
*入場無料
*記事の内容は取材当時のものです。