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【京都市】江戸中期の尊王論者『藤井大和守直明(右門)』宅跡

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

江戸中期の尊王論者であった『藤井大和守直明(右門)』をご存知でしょうか?

右門は播磨赤穂藩の家臣の子で、享保5年(1720)富山県小杉町で生れました。京都に出てから、皇学所教授となって公家に尊王論を説いた人です。

明和3年(1766)に右門は東京で処刑されてしまいますが(明和事件)、彼の思想は、多くの志士の心をとらえ、「明治維新の思想の主流」になったと言われています。

烏丸通りを歩いていると、藤井右門宅跡という碑が見えてきます。かなり大きな石碑にびっしりと文字が刻まれています。

ここは、むかえにある現同志社大学の地に薩摩藩屋敷があった関係から、志士たちの会議連絡場所としても活用されたとされ、明治維新の史蹟が数多く残されているそうです。

明治維新の100年前から、藤井右門らの動きがこの地域から始まっていたと思うと感慨深いですね。

藤井右門宅跡

京都市上京区烏丸通上立売上ル柳ノ図子町

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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