半熟味玉の美味しい漬け込み時間はどれくらい?~6時間・12時間・1日・2日、作って食べて驚いた。
こんにちは。
今日は味玉の味のしみ込み方について実験してみました。
今まで何となく適当に作ってましたが、時間を計ってやってみると割と違うもんですね(笑
漬け込み時間は4パターン
今回実験したのは、
- 6時間
- 12時間
- 1日
- 2日
の4パターンです。
3日漬けも考えましたが、家で作った味玉の保存期間を調べてみると、2~3日と書かれているサイトが多かったので、少し余裕を見て2日を上限にしました。
実験にあたっては以下のようなスケジュールで作りました。
- 1個目仕込み⇒金曜11:30 ※2日漬ける
- 2個目仕込み⇒土曜11:30 ※1日漬ける
- 3個目仕込み⇒土曜23:30 ※12時間漬ける
- 4個目仕込み⇒日曜5:30 ※6時間漬ける
- 完成⇒日曜11:30
まずは結果から
作り方は後回しにして、まずは結果からです。
外観は以下の通り。一番左が6時間、一番右が2日漬けています。色が少しずつ濃くなっていますね。
こちらは断面図。やはり6時間と2日とでは白身へのしみ込み具合がかなり違っていますね。黄身の感じも見るからに違います。
6時間漬け味玉の味
白身の表面にうっすらと味がついている感じです。
醤油ダレと卵の味はまだそれぞれが独立していて、食べるうちに味が混ざっていきます。
卵黄はねっとりしていて美味しいものの、味が染みている感じではなく、むしろ茹で時間が良かった感じ。7分30秒ですよ(笑
人によっては薄味で物足りないかもしれませんが、ラーメンや煮豚など、味の濃い料理に合わせるにはこれくらいでいいんじゃないかなと思います。
12時間漬け味玉の味
色から受けるイメージほど味はついてないですが、これだけを食べるなら塩気としてはちょうど良い塩梅です。
これも食べるうちに白身に染み込んだタレと卵黄が混ざってちょうどよい味わいになります。
卵黄はねっとり感が多少強くなっているものの、まだ味が染みている感じではないですね。
1日漬け味玉の味
白身に弾力があり、全体的にプリプリした食感です。
味のしみ具合は12時間と大きな違いはないものの、見た目でわかるように、卵黄のねっとり感は強くなっています。
醤油と卵が混ざった、「卵かけご飯」のような味わいが楽しめます。
2日漬け味玉の味
味がはっきりとしています。
6時間、12時間の味玉は卵の味と醤油ダレの味が口の中で混ざり合う感じでしたが、2日寝かせると、卵と醤油ダレが完全に融合して一つの味になっている感じがします。
卵黄も、水分が抜けて食感がしっかり。強いねっとりは珍味感すら醸し出しています。
味は濃いめなので、白ごはんなど淡白なものと合わせたいですね。
というわけで作り方のご紹介です。
半熟味玉の作り方
それでは味玉の作り方から。
今回はオーソドックスに醤油やみりん、砂糖で作ります。
タレを作る
まずは先に漬けダレを作ります。
《分量 ※4個分》
醤油大さじ3
酒大さじ2
みりん大さじ2
砂糖大さじ1
これに鰹節や和風だしの素を加えれば和な感じの味玉、ニンニクや唐辛子を加えればパンチの効いた味玉になります。
ゆで卵を作る
私はいつも水からゆで卵を作りますが、今回は沸騰したお湯から作りました。
卵は常温ではなく、冷蔵庫から出したての卵を使っています。
お湯が沸騰したらザルなどに入れて少しずつ、お湯の高温に慣れさせながら入れます。
いきなり全部をお湯に漬けてしまうと、お湯と卵の温度差により、かなりの確率で殻がひび割れてしまいます。
茹で時間は7分30秒です。白身は固まり、黄身は半熟という、抜群に味玉に向いた加減で茹で上がります。
7分30秒経ったら、お湯を捨てて水道水に当て、急冷します。これで中の白身がキュッと締まり、殻との間に隙間ができます。⇒殻を剥きやすくなる。
卵のお尻(尖りが緩やかな方)を下にしてトントンやると殻がひび割れます。卵の向きを変えながら、全体に細かいヒビを入れていきます。強くたたくと白身が割れてしまうので要注意です。
全体にヒビが入ると卵膜をはがすだけでペリペリとキレイに殻が剥けます。
タレに漬ける
後はタレに漬けるだけです。
私はいつも冷蔵庫の棚の端っこに引っ掛けるようにして吊るしています。こうすると卵全体が浸かるので便利ですよ。
ちなみに今回は4個を時間差で作っていきます。
これは1個目を作った翌日で、卵が2個に増えています。
これは2日目の朝、4つ目のゆで卵を作った直後。袋では入りきらないので100均の味玉グッズに移し替えました。
中蓋が卵を固定してくれる優れものです。
1個目を漬けた金曜日からだと2日経っています。
まとめ
同じ味玉でも、6時間と2日では味わいが大きく違っていました。
6時間のものは、卵黄がまだまだ普通の半熟ゆで卵と同じで、「半熟卵をタレで数分煮れば同じような味に なるんじゃないの?」って思いました。
一方、1日2日寝かせるとタレのしみ込みは卵黄にまで到達し、卵黄から水分が抜けてねっとり感が強くなります。
味の好みはそれぞれでしょうが、私は1日寝かしたものが一番よかったかなと思います。
2日の方も美味しいんですが、人によっては味が濃いと思うかも。
お酒のアテには2日目が最高ですけどね。
というわけでまとまりのないまとめで申し訳ありませんが、参考になれば幸いでございます。