中村屋

２月13日で海老名店を休業される話を聞いて訪問しました。私と同じような方々が沢山いらっしゃっていて、平日の昼をすぎた時間でも凄い行列ができていて、最後の味を食べに来られている感じの方が多かったようにも思えます。

この画像撮影の後にドンドン人が来ました。

中村屋といえば、90年代最後にオープンしてから若き天才と呼ばれた店主が、天空落とし湯切りと炙り焼豚が代名詞となり、さらにその美味しさで名を轟かせました。そして、新宿の麺屋武蔵さんと一緒に当時のラーメンブームの中、業界を牽引したお店の一つと記憶しています。

高座渋谷に2時間並んだので、目の前の七輪で豚が炙られるのも、今でも覚えています。豚の炙りの先陣を切ったのも、神奈川淡麗系という名前が生まれたのもこちらだったかと。

実はここで塩を食べるまでは、塩ラーメンなんて・・って毛嫌いしていたのですが、塩の概念を覆されましたのも、中村屋さんの塩らーめんでした。
お店の外には中で焼豚を炙っている煙がモクモクと出ていましたよ。

中村屋らーめん

普段は醤油らーめんを頼むことが多いのですが、ここはやはり塩を選択しました。「だしかけ」という中村屋さんの素の味を楽しめるメニューも魅力的だったのですが、炙った焼豚が乗っているものがよくて、こちらのメニューを選択しました。

スープは非常にクリアで、中村屋さんらしく塩味がキレているタイプ。出汁などの甘さで塩味がまろやかなのが結構多いの昨今ですが、この出汁を崩さずに塩味をしっかりと出して塩本来の美味しさを伝えています。

麺は細麺で低加水なタイプ。少しボソッとしていますがしっかりと麺がスープと絡みます。麺からスープの塩味がしっかりと伝わってきて美味しいです。

炙りすぎると塩のスープに香りが強くついてしまうので、今回の炙りはアッサリ目なのでしょうか？

焼豚は2種類！

お兄さんがZUND-BARを経営し、そしてAFURIを展開しているけれども、中村さんはNYの店舗へ行ってしまわれる。一時代を築いたお店なので、とても寂しいものはあります。
また、戻ってくるのを楽しみにしたいと思います。

こちらの内容をYouTubeに投稿しています。よろしかったら観てください。

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