【パワハラに該当する行動とは?】よくある嫌がらせパターンについて
どうも!精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
突然ですがあなたはパワハラにあっていないですか?
時々パワハラに悩むHSPさんもいらっしゃるので、今回は職場のパワハラ問題を取り上げます。HSP気質について知りたい(外部リンク)
働いていると職場の上司・先輩・同僚から、業務上のことで注意や指導を受けることがあるでしょう。
その際に相手が発する言葉や取る行動にあなたの人間性を貶める意図が含まれていれば、相手が行なっているのは「パワハラ」です。
上の立場の人から何か言われると自分に非がある可能性もあるので、嫌がらせなのではと思っても大半は我慢してしまいます。
パワハラと判断される嫌がらせパターンをご紹介するので、職場で受ける注意や指導に問題がないか照らし合わせてみてください。
パワハラと認められる定義について
どういったことがパワハラに該当するのか言うと、以下のような定義が含まれたものは注意や指導とは認められない嫌がらせの類です。
- 注意・指導を受ける側と行う側の関係性を見て行う側の方が強い立場にある
- 行う側の言動や行動が明らかに業務における注意・指導の範疇を超えている
- 受ける側本人の心身に対して負担を与える・働く周りの環境を悪くさせる
立場的に優位にある方の側が注意にかこつけるようにして、相手に対して良くない威圧をかける行為がパワハラだと考えましょう。
弱い立場にある人がターゲットにされやすいため、上司と部下・先輩と後輩の間柄で発生してしまいやすいです。
パワハラに多い行動パターン5選
パワハラ行為の中で特にされやすい行動パターン5選について、その特徴を解説するので職場で受けた注意や指導で該当していないかチェックしてみましょう。
「私がされたことってパワハラなのでは…?」と感じたら、職場のコンプライアンス的に問題なので黙認せずに企業の相談窓口や産業医に相談することが必要です。
存在価値を貶める言動をする
「~だからお前はバカでダメなんだ」「きみはそんな風だから満足に仕事ができないんだ」など、その人の存在価値を貶めるような言い方をされたりします。
人柄・学歴・家庭環境・ 能力の面を攻撃材料にして、精神的に相手の尊厳をふみにじる言動が見られやすいです。
物理的に手を出し傷つける
人に暴力を振るうのはしてはならないことですが、パワハラを行う人は物を投げる・ 殴るなど物理的に手を出して他人を傷つけることもします。
嫌がらせの被害を受けた人が誰かに相談しにくい要因として、被害の内容が暴力行為であると恐怖心が植えつけられ口を閉ざす傾向があります。
「他の人に言ったことがバレたらもっと酷い目にあうのでは」と、暴力の度合いがひどくなることを懸念してしまうのでしょう。
周囲の人々から孤立させる
職場の中で特定の相手に嫌がらせするのはストレスのはけ口にしたい面があるので、精神的に追い詰めるために周囲の人々から孤立させる行動に出ることも多いです。
ターゲットの信頼性を失わせるうその噂を流す、ターゲットだけ仲間外れにするように違う場所で仕事をさせるなど自ら職場いじめを行います。
周りから孤立することが続いて、職場全体から嫌がらせされる結果になった被害者も少なくありません。
担当業務を過剰に増やす
同じ業務を行う人より担当業務の量を過剰に増やすなど、仕事を割りあてる立場を利用して必要以上の業務をさせようとします。
どんなに優秀な人でも処理できる量は限界があるのに、業務完了のために残業している相手に対して「仕事が遅い」など難癖をつけてきやすいです。
逆のパターンとして仕事を与えないというパワハラもあり、出勤しても何もやることがない状況にして自分から仕事を辞めるように仕向けます。
仕事が休日の日も干渉する
会社・仕事が休みの日でも業務に関する連絡したり出勤を強制するなど、何かと干渉しようとしてきます。
繁忙期でもない休日の日に労働させようとするのは、あなたが休息を取る権利を侵害する行いです。
パワハラ被害で受ける心へのダメージ
職場の人から被害を受けている場合はパワハラされていることに耐えずに、状況が改善されるように企業の窓口などに助けを求めてください。
被害を受けた人が心に受けるダメージは大きいので、精神的な傷が深まるとメンタルバランスが崩れてしまいます。
トラウマ化による精神の萎縮
自分に向けられた悪意がトラウマ化してしまうことで、精神が萎縮してしまうようになるでしょう。
ネガティブな感情に心を支配されてうつ病気味になり、食欲不振や睡眠不足など体の面でも悪い影響が起きてしまいます。
悪化すると受診で休職の必要も
パワハラのトラウマで精神状態が悪化すると仕事ができる状態ではなくなり、病院での受診で休職をすすめられます。
被害を受けても我慢するのは自分の心身に悲鳴をあげさせる結果になるので、そうなる前に相談できる先に助けを求めることが重要です。
まとめ
パワハラはあなたを傷つけたいだけのものであり、執拗に責めてくる相手はあなたのためを思って注意しているのではありません。
今回ご紹介した行動パターンを参考にして、自分がパワハラ被害者でないかを確かめてみましょう。
自分が対象であると自覚したら、しかるべき行動を取ることをおすすめします。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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