【写真】大阪で安保法制反対、若者中心で2万人がデモ行進―「憲法まもれ」「安倍はやめろ」と叫ぶ
政府与党が安保法制の参院採決を急ぐ中、13日午後、大阪で2万人の人々が安保法制反対を訴えデモ行進を行った。SEALDs KANSAI 、SADL、T-ns SOWL WESTなど若者による団体を中心に11の団体がデモを企画。大阪や京都、兵庫など2府4県から集まった約2万人(主催者発表)が心斎橋や道頓堀をねり歩き、「憲法まもれ」「安倍はやめろ」等と訴えた。
SEALDs Kansaiのメンバーのスピーチ 動画提供:CivilSociety XG
デモの出発前に靭公園で行われた集会では、SEALDs KANSAIの寺田ともかさんが発言。「与党議員に片っ端から電話をかけて、自分の疑問をぶつけました。憲法違反を押し通すのではなく、もし本当に必要なら堂々と憲法改正を国民に問わないのか?海外に自衛隊が行くことで日本の防衛が手薄になるのではないのか?武器弾薬を他国の軍隊に提供することがどうして平和のためだと言えるのか?こうした質問にまともに答えられた議員は一人もいませんでした」等と、ただ安倍政権の言っていることを与党議員たちがオウム返しに言っているだけだということを報告。「安保法制は欠陥法案です」「どうせ法案は通ってしまうと言う人もいるけど、人の命がかかっていることで仕方ないとは言えない。諦めないで声をあげつづけましょう」と訴えた。
高校生よる反戦団体T-ns SOWL WESTの高校3年生メンバー(匿名希望・17歳)も発言。「自分も大学進学のために奨学金を借りることになりそうだけど、経済的徴兵制が行われるようになったら、若者たちが戦争に行かされるかもしれない。安保法制、本当に止めたいです!」と訴えた。
この日のデモには、東京からもSEALDsのメンバーが10人ほど、応援に駆けつけていた。14日以降、国会前では、連日、抗議行動が行われる予定だ。
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