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【福岡市】博多旧市街に龍が出現!幻想的な映像と光で非日常を感じよう

TsukasaITライター(福岡市)
プロジェクションマッピング

福岡市もすっかり涼しくなり、お出かけしやすい季節になりました。博多区では2024年10月3日(木)〜11月24日(日)までの53日間、毎年恒例となる「博多旧市街フェスティバル」が開催されています。

博多旧市街フェスティバルでは、街歩き・着付け・伝統工芸体験・飲食などのイベントや特典が盛りだくさん。観光客だけでなく、地元福岡市民も十分に楽しめる充実した内容になっています。

期間中の主に金曜日と土曜日に、建物の表面に映像を投影するプロジェクションマッピングが開催されます。このイベントは、博多の歴史や文化を紹介し体験できる観光施設「博多町家ふるさと館」で行われるとのことで、取材させていただきました。

博多町家ふるさと館
博多町家ふるさと館

プロジェクションマッピング「暗夜昇龍(あんやしょうりゅう)」

現地へ行くと、博多町家ふるさと館の施設内にある路地でプロジェクションマッピングが行われていました。実際に路地に入ると、正面にある蔵の窓から投影された滝が流れ、地面は川のように映し出されています。

右上部には複数のスピーカーが設置されており、心地よい水の音が響き、視覚と聴覚の両方で楽しめる演出が施されています。

滝と川のプロジェクションマッピング
滝と川のプロジェクションマッピング

しばらくすると、川の下流から2本のゆらゆら動く長いものが現れました!お子さん連れのご家族からも驚きの声が上がります。

怪しげな生き物のプロジェクションマッピング
怪しげな生き物のプロジェクションマッピング

その後、壁面に金色の龍が2匹現れました!素早く川から滝へと昇り、天へと飛び立っていきます。投影の光によってぼんやりと映る金の龍が、神秘的な雰囲気を漂わせます。

金の龍のプロジェクションマッピング
金の龍のプロジェクションマッピング

立ち寄ったご婦人が「(スマホの)待ち受けにしないと!」と笑いながら話す声も。金の龍が消えた後は、上流から色鮮やかな花が流れる演出が続き、心が和みました。

流れる花のプロジェクションマッピング
流れる花のプロジェクションマッピング

さらに、路地の突き当たりを左に曲がると、何かが現れそうなミステリアスな雰囲気のエリアが…。手前にある看板には、「手をたたくとデジタルの光によって龍が現れる…」と書かれています。

ライティングされた坪庭
ライティングされた坪庭

早速、大きく「パンッ」と手をたたくと、障子に金色の龍が浮かび上がります!こちらの龍もまるで生きているかのような迫力があり、精巧にデザインされていました。

一度だけでなく手をたたくたびに龍が現れ、訪れたお子さんが楽しそうに何度も手をたたく姿が印象的でした。

手を叩くと現れる金の龍
手を叩くと現れる金の龍

これらの龍が動くプロジェクションマッピング「暗夜昇龍」は、美しさや双方向性のある演出もあり、楽しいひとときを過ごすことができました。

期間中はライトアップウォークなどイベント盛りだくさん

博多旧市街フェスティバルの開催期間中はプロジェクションマッピングだけでなく、FM FUKUOKAのラジオ番組「DIG!!!!!!!! FUKUOKA」や博多区専門学生とのコラボ企画など、多彩なイベントがめじろ押しです。

特にメインイベントである「ライトアップウォーク」は、2006年から開催され、例年延べ10万人規模の来場がある魅力的なイベントです。

このライトアップウォークは、照明デザイン賞、アジア都市景観賞、福岡市都市景観賞の活動賞と市民賞などの受賞歴があり、日本夜景遺産にも認定されています。

過去に開催された写真からもわかる通り、幻想的で非日常的な世界を感じることができます。

櫛田神社、龍宮寺、承天寺、東長寺のライトアップ 画像の提供:福岡市
櫛田神社、龍宮寺、承天寺、東長寺のライトアップ 画像の提供:福岡市

妙楽寺、永寿院、円覚寺、本覚寺のライトアップ 画像の提供:福岡市
妙楽寺、永寿院、円覚寺、本覚寺のライトアップ 画像の提供:福岡市

善導寺、妙典寺、海元寺、博多千年門、一行寺、葛城地蔵尊のライトアップ 画像の提供:福岡市
善導寺、妙典寺、海元寺、博多千年門、一行寺、葛城地蔵尊のライトアップ 画像の提供:福岡市

2024年11月1日(金)〜11月4日(月・祝)に開催される「博多旧市街ライトアップウォーク2024」のライティングテーマは「龍 -Dragon-」。博多旧市街の14の寺社がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます(有料チケット制・一部無料エリアあり)。

有料チケットを購入すると、オリジナルグッズを購入できたり、協力店での割引やプレゼントといった特典も用意されています。

また、それぞれ別料金ではありますが、海元寺では通常は見ることができない本物の十王図を鑑賞でき、本岳寺ではお札作りや祈願法要といった特別なイベントも開催されます。いずれも実施日限定でのご予約が可能です。

さらに期間中は、うどん・そば・饅頭や、博多織の発祥とされる承天寺で「夜市」が開催。お酒の飲み比べができる「お櫛田ジャズ-Sake&Beat-」や「千年門クラシカル」といったイベントで、ライトアップとともに音楽も楽しめます。

この秋、夜の博多旧市街を訪れて、特別なひとときを過ごしてはいかがでしょうか?

博多旧市街フェスティバル

開催日:2024月10月3日(木)〜11月24日(日)

公式サイト:博多旧市街フェスティバル

※博多旧市街フェスティバルでは、さまざまなイベントが開催されます。公式サイトから各イベントの開催日時や料金などをご確認ください。


博多町家ふるさと館プロジェクションマッピング「暗夜昇龍」

開催日:2024月10月3日(木)、10月4日~11月23日の(金)(土)、11月24日(日)※10月19日(土)は除く

開催時間:18:00〜20:00(博多旧市街ライトアップウォーク期間中の11月1日~4日は21:00まで)

開催場所:博多町家ふるさと館 〒812-0039 福岡県福岡市博多区冷泉町6-10

公式ページ:おもてなし企画|博多旧市街フェスティバル


博多旧市街ライトアップウォーク2024

開催日時:11月1日(金)〜11月4日(月・祝)

点灯時間:17:30〜21:00(入場は20:45まで)※雨天決行

入場料金:有料チケット制(一部無料エリアあり)

開催場所:櫛田神社、龍宮寺、承天寺、東長寺、妙楽寺、永寿院、円覚寺、本岳寺、善導寺、妙典寺、海元寺、博多千年門、一行寺、葛城地蔵尊

公式サイト:博多旧市街ライトアップウォーク2024

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ITライター(福岡市)

IT系メディアで培った知見を活かし、主に福岡市内のデジタルやクリエイティブ関連のスポットを取材。リアルな体験に基づいた感想や分析を交え、地元の魅力をお届けしています。福岡市の最新情報や便利スポットを知りたい方は、Yahoo! JAPANアプリやサイトでフォローをお願いします。

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