【山形市】映画好きが集う、噂の隠れ家。映画のパンフレットを見ながら「好き」を語る至福のカフェタイム
文翔館の斜め前。ビルの一階にひっそりと佇むのは、映画好きによる、映画好きのための、映画を愛するカフェ「Playground Cafe BOX」(プレイグラウンド カフェ ボックス)さん。
店内
店内に入ると、広々とした空間に周囲を取り囲むパンフレットの壁に圧倒されます。
実はこちらにある映画のパンフレットやCD、書籍などはすべてオーナー菊地さんの私物。長年の映画愛がここまでの収集へとつながったのだそう。これらは非売品ですが、カフェ利用時に自由に手に取り、楽しむことができます。
日本唯一といっていいほどの豊富な映画の資料。そのため、全国各地から映画マニアや映画関係者がこぞって訪れるのだそう。洋書もあり、海外の方の来店も多いのだとか。
各テーブルには、店内利用に関してのお願いを記した用紙がありました。貴重な映画資料、魅力的な雰囲気から、なりふり構わず無断で撮影をされる方がいるそうです。撮影はスタッフに一言声を掛けてくだされば大丈夫です、とのことですのでマナーやルールを守って楽しみましょう。
オーナー・菊地さん
菊地さんは、小学生の頃から大の映画好きだったそうで、映画好きの原点は『風の谷のナウシカ』。それからというもの、テレビで放送されている映画を毎日のように見て刺激を受けていたそうです。
高校生の頃には、映画館で映画を見るために学校をサボったり……そんな映画漬けな毎日だったとのこと。
その後は映画館にてアルバイト・就職するも、紆余曲折あり数年前までは海外駐在員だった菊地さん。そこから一念発起し、自宅で保管していた映画グッズをたくさんの人に見てもらおうと2018年にPlayground Cafe Boxをオープンされたそうです。
ここで菊地さんへ、映画マニアには愚問とは思いつつも……。おすすめ映画をたずねてみました。
「それじゃあ、あなたの好きな映画は?」と逆質問。
筆者が答えた映画に対して、筆者の好きな映画の傾向を分析してくださり……。
「それならまずは、エターナルサンシャインがおすすめですね」と。
筆者の好みから、心に刺さる映画をチョイスしてくださいました!
映画についてさまざまなお話をさせていただきましたが、菊地さんが紡ぐ言葉や熱量から、心から映画というクリエイティブを愛している、そんな熱い想いを感じます。
豊富なメニューで食事も楽しめる
飲食のメニューが豊富なところもポイントです。ごはん系、スイーツ、アルコールやおつまみも充実。みんなで集まってゆったりランチやバーとしてを楽しむのにもピッタリ。
今回筆者は、バタートーストとほうじ茶ミルクを注文。パンは自家製で、水を使わず牛乳のみで仕上げているそう。厚切りでサクふわ食感。シンプルなトーストはパン自体の優しい甘みが味わえます。
映画グッズの販売
店内の一角にはパンフレットの販売も。こちらは菊地さんが複数持っているものを出品しているそう。邦画・洋画・アニメ…種類も年代も幅広く、あなたの好きな映画のパンフレットをゲットするチャンスです。
店舗入口付近には、Tシャツや小物など映画関連のグッズ販売も。ぜひチェックしてみてくださいね。
映画サークルで集う、映画マニアたち
菊地さんは、映画を愛するメンバーが集まる映画サークル「FILM GEEKS SOCIETY」(フィルム・ギークス・ソサイエティ)も運営されているそう。Playground Cafe BOXを拠点とし、幅広い年代の方が参加されているそうで、上映会、交流会イベント、フリーペーパーの発行などを行いながら、映画文化を盛り上げているのだとか。サークルへは誰でも自由に参加可能。コミュニティを通じて、好きな映画を、映画好き同士で語り合う。そんなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回は七日町にある、Playground Cafe BOXさんにお邪魔しました。扉を開け一歩踏み出すと、そこに広がるのはあの日みた映画の世界の数々。
映画鑑賞後の胸の高鳴りが蘇る、そんな心躍る体験をぜひみなさんも味わってみてくださいね。
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【基本情報】
店名:Playground Cafe BOX
住所:山形市七日町三丁目5番18号
電話番号:023-676-5858
営業時間:月・火・木・日…11:00-22:00
金・土…11:00-23:00
定休日:水曜日
※営業日、時間については変更あり。詳細は公式SNSにてご確認ください。
駐車場:なし
※本記事に掲載している情報は、2024年3月時点のものです。