【大津市】瀬田の唐橋下の遊歩道を竹灯籠がじんわり照らす!地域と環境の問題を解決するサステナブルな取組
こんにちは、Sariです!今回はイベントレポートです。
瀬田の唐橋のたもとに、今こんな竹灯籠が並んでいるのをご存知でしょうか。
唐橋東詰め瀬田川沿いに並ぶ300本の竹灯籠。瀬田唐橋まちづくりの会さん主催の、「春待ち灯り竹灯籠2024~瀬田の入り口を灯す~」という催しです。
竹は主催メンバーの一人、柏木竹林農園さんの竹林保護活動による間伐材を利用しメンバーで切り出したそうです。そこに近隣の保育園などの子ども達による絵付けと、福祉施設での文字入れを行い設置されています。
3月10日に行われた点灯式では燦々竹友会という団体の皆さんによる技巧をこらした素晴らしい竹灯籠に点灯されました。(こちらの作品はこのあと別の場所へ移動されました)
瀬田川東詰めの遊歩道に並ぶ竹灯籠。灯火は太陽光発電するLED電球を使用し環境に配慮されています。日が暮れてくると点灯するもので、このぐらいの暗さからほんのり点灯し始めていました。
暗くなってから行くとこのような感じ。じんわりと光る太陽光発電のLEDライトはなかなかの趣がありますね。
主催者の方によると、瀬田川遊歩道は夜になるとかなり暗く、ペットの散歩やウォーキングをされる人がいる横を自転車が通り過ぎたりするので危ないそうです。
その地域課題と竹林保護という社会課題を解決する企画として今回の春待ち灯りイベントが考えられました。
またこの竹灯籠は、3月20日で設置期間が終わったのちは、粉砕して竹チップにして発酵させたり、竹炭を作ったりして土壌改良や肥料として再利用するそうです。
そうして毎年繰り返すことで企画の持続性を高め、サステナブルな活動にしていきたいと主催の方はおっしゃっていました。
瀬田の地域の課題と、放置竹林の保護活動による社会課題をサステナブルに解決する取り組み「春待ち灯り竹灯籠2024」。とても素敵な取り組みだなぁと思いました。
春を待ちわびながら寒い遊歩道を通勤通学する地域の方々や、散歩する方などが、この竹灯籠を見て少しでも暖かな気持ちになっていればいいなと思います。そしてこの記事を通して取り組みの趣旨を知っていただければ幸いです。
この竹灯籠は3月20日まで点灯しています。ぜひ足を運んでみていただければと思います。
春待ち灯り竹灯籠2024~瀬田の入り口を灯す~
[期間]3月20日(水祝)まで
[場所]瀬田唐橋東詰瀬田川沿い
[主催]瀬田唐橋まちづくりの会
[問い合わせ]特定非営利活動法人BRAHart. 岩原
大津市瀬田二丁目1-4
090-9169-2428
yuki.iwahara@brahart.com