台風、梅雨前線、太平洋高気圧『危険な3点セット』がそろい踏み
危険な大雨3点セット
週末から強まった太平洋高気圧の影響で、きょうは関東から九州にかけて猛烈な暑さとなっています。
一方この高気圧によって押し上げられた梅雨前線が北陸から東北地方に停滞し、この3日間で300ミリ前後の記録的な大雨となっている所もあります。
そしてこのような場に昨日発生した台風3号が絡んでこようとしています。
これら太平洋高気圧、梅雨前線、台風、3つの組み合わせはよく『危険な大雨3点セット』とも言われ、必ずと言っていいほど日本列島のどこかで大雨となり、時には危険なほどの集中豪雨をもたらすこともあります。実は夏空をもたらす太平洋高気圧も日本列島へ雨雲の原料(暖湿流)を送り込むポンプのような役割を果たしているのです。
大雨が降る場所はこの3点セットの位置関係によるところが大きいのですが、今回のように梅雨前線が日本海へ押し上げられているような場合、最も危険な地域は活発化した梅雨前線の雨雲が直接流れ込む北陸地方であることは間違いありません。
さらに台風3号が直撃する恐れのある九州でも十分な警戒が必要です。
台風3号はあす九州北部上陸か
きょう未明、石垣島付近を通過した台風3号は東シナ海を北上しています。
今後もやや発達し、一時暴風域を伴いながら東寄りに進み、あす(火)の昼前には九州北部へ接近し、上陸する恐れがあります。
その後、西日本に沿うようにさらに速度を上げて進み、あさって(水)の朝までには熱帯低気圧に変わりつつ、関東の東へ抜ける予想です。
今回の台風は非常にコンパクトなため、台風が接近すれば急激に雨や風が強まる特徴があります。
九州ではあす朝の交通機関に大きな影響が出る恐れがあり、その後日中から帰宅時間にかけて、順次、近畿地方へと荒天の範囲が移動する見込みです。
あすの大雨地域は?
あす(火)昼前の雨雲の予想をみると、台風が上陸する恐れのある九州には台風本体の活発な雨雲が広がる予想で、このタイミングで猛烈な雨が降る恐れがあります。その後、雨雲は東へ進みますが、台風がコンパクトで、しかも足早に進むため、大雨となる時間はおおむね6時間程度と計算されています。
一方、北陸地方にかかるのが梅雨前線の雨雲で、前線に沿うように東西方向に連なっているのがわかります。
この雨雲が南北変動をすれば大雨の範囲は広がるものの、あまり集中的な降り方をしないで済むのですが、もしほとんど動かないまま同じような場所に降り続いてしまうと過去に起こったような集中豪雨のような降り方をしてもおかしくありません。
新潟県を中心とする北陸地方は台風3号(あるいはそれから変わる低気圧)が日本の東へ抜けるまでは厳重な警戒が必要です。