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【仙台市若林区】ドーンとのった天然海老はお店からの温かい「まごころ」。人気ラーメン店でほっこりの巻

長谷川誠地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

小さな頃、両親に連れられて親戚のお宅に遊びに行くのが好きでした。優しい親戚達の笑顔。知り尽くしている実家とは異なり、どこか「他所(よそ)」といった感じのある家。「お客様」ということもあってか、余程の事でもしでかさない限り、実家にいる時のように叱られることのないという安心感。

嗚呼、ノスタルジー。書いていて、思わずあの日あの時の夏休みを思い出してしまいました。ファミコンことファミリーコンピューター直撃世代。親戚のお宅で「ドラゴンクエスト2」をプレイした夏(鳥山明先生、ご冥福をお祈り申し上げます)。そして夏祭り…。

はい。そんな思い出迷子はほどほどに、そんな親戚のお宅に遊びにいったかのような気分で美味しいラーメンがいただけるお店の噂を聞きつけました。なんでも数々のメディアで紹介され、ラーメン漫画にも登場したことのあるお店なんだとか。

ご紹介するお店の周辺道路
ご紹介するお店の周辺道路

そのお店があるのは、仙台市営地下鉄六丁の目駅のほど近く。BOOKOFF仙台六丁の目店さんがある区画の奥の住宅街。

幹線道路沿いには面していないお店のため、ちょっと場所が分かりにくいかもしれませんが、こちらの「ラーメン」のノボリと看板を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。こちらの看板を目印に奥に入ると…

お店までの道
お店までの道

会社の事務所、個人のお宅、アパートと完全に住宅街の道になっています。この細い道を奥まで進むと…

道の突き当りにお店があります
道の突き当りにお店があります

突き当りに「ラーメン」のノボリが見えてきました。

「ま心えんどう」さんの入口
「ま心えんどう」さんの入口

はい。こちらが今回ご紹介するお店「ま心(まごころ)えんどう」さん。ご自宅兼ラーメン店。店主である遠藤さんがご自宅で営まれているラーメン店です。

お店の入口は建物向かって左側の扉なのでご注意を
お店の入口は建物向かって左側の扉なのでご注意を

ご自宅兼店舗ということもあり、親戚の家にでも遊びに来たかのような気分になります。入店する際に思わず「こんにちは」と言いたくなるほど。

ちなみにお店の入口は建物に向かって左側となります。一般的なご自宅の玄関扉の方(向かって右側)ではないのでご注意を。早速入店してみましょう!

店内の様子
店内の様子

温かな笑顔が印象的な店主さんにご挨拶し着席。おぉ…、この圧倒的「自宅感」。

出身・育ちが、自宅兼手打ち蕎麦店というお店が多い山形県ということもあり、なんだか懐かしさも感じる店内です。

各テーブルに置かれた漫画本
各テーブルに置かれた漫画本

そして各テーブルには同じ漫画本が1冊置いてありました。TVドラマとして実写化やアニメ化もされているラーメン好き必読の人気作、鳴見なる先生の「ラーメン大好き小泉さん」。巻数は11巻。なぜこの漫画が置いてあるのかと言いますと…

11巻の目次、八十杯目(第80話)に「まごころ」の文字が
11巻の目次、八十杯目(第80話)に「まごころ」の文字が

八十杯目(第80話)に「まごころ」の文字が!

そうなんです。こちらの「ま心えんどう」さん、「ラーメン大好き小泉さん」にも取り上げられている有名店なんです。漫画の詳細はネタバレになりますし、ましてや漫画の画像は著作権的にアレだと思いますので割愛させていただきますが、あの小泉さんがこちらのラーメンを食べているという、ラーメン店でもありながら、ある種「漫画の聖地」的なお店とも言えます。

店内に飾られている数々のサイン
店内に飾られている数々のサイン

茶箪笥に数々のサインが飾られているのも、なんともご自宅感があっていいですねぇ。

某人気ローカル番組のキャラクター「ラーメン王子」のサインから、狩野英孝とパンサー尾形さんの「かのおが」のサイン。そしてありました! 「ラーメン大好き小泉さん」の鳴見なる先生のサイン。小泉さんからの吹き出しには「ラーメンおいしかったです」とのコメントが。早く食べたい…、期待で胸が高鳴ります。

メニュー表
メニュー表

こちらはメニュー表。

ラーメンは塩・醤油・味噌・ラージャン・つけ麺と幅広いラインナップ。もちろん全ての麺メニューに「手打ち」の文字が入っているように、麺は手打ちの模様。そして手作りのギョーザも美味しそう。

メニュー表「当店のおすすめ品」拡大
メニュー表「当店のおすすめ品」拡大

うむむ、色々あってどれを注文するか悩ましい…。と、言いながらも「当店のおすすめ品」にロックオン。ゴクリ。

「特選手打ち塩ラーメン」着丼!
「特選手打ち塩ラーメン」着丼!

ということで、私が注文したのは「特選手打ち塩ラーメン」。漫画の中で小泉さんも食べていたラーメンの着丼です! 

玉子にチャーシュー、メンマにワカメ。ネギにナルトにほうれん草。これでもかとのった具材に加えて、ネギに隠れながらも存在感を放っている天然海老! 店主さんのお客さんをおもてなししたいという気持ち、「まごころ」が丼を埋め尽くしているかのような豪華さです。さっそくいただきましょう!

スープのアップ画像
スープのアップ画像

まずはスープを一口ゴクリ。

感じるのは塩ラーメン的な塩味というよりもダシのじんわりと染み渡るような旨味。優しく滋味深い味わいが口いっぱいに広がります。そして感じる程よい塩味。寝起きでもゴクゴクと飲める系のアッサリとした美味しさです。

麺のアップ画像
麺のアップ画像

そして麺もズルリ。

柔らかめの茹で加減ですが、手打ち麺だけあってしっかりと麺のコシと旨味が感じられます。優しいスープに丁度良い塩梅の細さなのも嬉しいですねぇ。旨し。ズルズルと麺をすする手が止まりません。

天然海老さんがこんにちは
天然海老さんがこんにちは

そしてやっぱり気になる天然海老。

ムキムキと殻を剥いてプリプリの身を食べ、頭の味噌を吸って食します。天然だけにさすがの美味しさ! コク深いスープとの相性も抜群。スープに天然海老の旨味がプラスされるんです。

ちなみにこちらの天然海老さんの食べ方ですが、天然だけに殻も柔らかいため殻ごと食べる方も多いんだとか。ついいつものクセで殻を剥いてしまい、帰りしな店主さんにそのことを告げると「あらら、殻剝いちゃったの?」という顔をされてしまいました。次は殻ごとバリバリと食べようと決意。

チャーシューのアップ画像
チャーシューのアップ画像

そして肉の美味しさがギュッと閉じ込められたチャーシューも堪能。肉に天然海老に美味しいラーメン。こんな豪華なラーメンを、親戚のお宅のようなくつろげるスペースで食す。贅沢なひと時です。ズルズル、モグモグ。

ごちそうさまでした!
ごちそうさまでした!

そして一気に完食。大満足のごちそうさまでした!

いかがだったでしょうか。圧倒的な自宅感の中、店主さんの真心に包まれながら美味しいラーメンが堪能できる「ま心えんどう」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●ま心えんどう●
〒984-0013 宮城県仙台市若林区六丁の目南町2−24

地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

地域ニュースサイト『号外NET(仙台市宮城野区・若林区)』ライター/仙台市在住、オタクで女の子二児のパパ。文章を書くこと、街歩き、食べ歩き、オタ活が大好き。HPが少ないピンチの時には温泉や寺社仏閣に出没する傾向あり。芋煮は醤油派こと、お隣の山形県出身ということもあり、新鮮な目線で仙台の”今”を見つめる。記事を読んでいただいた方に、ちょっとでも「行動するキッカケ」が芽生えるような仙台の情報・ネタを発信していきます。皆様からのご意見、ご要望、ご質問から叱咤激励までお気軽にご連絡下さい!

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