【HSPはパワハラの被害を受けやすい?】被害にあわないための対処はこの3つ!
こんにちは!精神科医のしょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
人よりも内向的で感受性が高いHSPさんは、生活や仕事において生きづらいと感じる瞬間が多いのではないでしょうか。
特に、さまざまな性格の人がいる職場では人間関係に気を遣いますよね。
話を合わせたりキツい言い方をされたりして疲れ切ってしまった……なんて人もいるでしょう。
上司からの無神経な発言や、同僚との関係に悩んでいませんか?
些細なことだと思って我慢を続けていると、どんどんエスカレートしてパワハラに繋がる恐れがあります。
今回の記事では、パワハラを受けやすい人の特徴や対処法について紹介します!
パワハラってなに?
パワハラとは、職場内で特定の人物に精神的・肉体的苦痛を与えて環境を悪化させる行為のことです。
パワハラを受けた人は、毎日辛い思いをして仕事に行っています。
心の傷が深くなると、休職や退職に追い込まれてしまう可能性もあります。
しかし、パワハラを受けたとしても、我慢して何も行動しない人がほとんどなのが実情です。
パワハラを告発したことで自分の状況が悪くなってしまうかもしれない、相談してもどうせ解決できない問題だと決めつけてしまい、行動に移せない人が多いのです。
パワハラのターゲットになりやすい人とは
素直で建前が言えない
素直なタイプは、パワハラのターゲットになりやすいです。
本音で話すことは大切かもしれませんが、上司や同僚の言うことにいちいち正論をぶつけたり、上司のミスについて大っぴらに指摘したりすると反感を買ってしまいます。
反感を買いすぎてしまうと、自分がミスをした時にフォローしてもらえずに職場の中で孤立してしまう恐れがあります。
HSPさんは空気を読むのが上手いのですが、相手のためを思うからこそいきなり正論をぶつけてしまう傾向があります。
人によっては協調性がないと思われてしまうので注意が必要です。
真面目で優しい
真面目で優しいタイプは、一見誰とでも上手くやっていけそうな感じがしますが、円滑に仕事を進めるために上司に何を言われても我慢してしまうので、気づいたらパワハラされていた……なんてことが起きてしまう可能性があります。
上司に意見することもあまりないので、辛く当たられたり怒りの矛先を向けられたり、理不尽なことで振り回されてしまうのです。
仕事に自信がない
仕事の覚えが悪かったり、何度も同じミスを繰り返してしまったりしてしまうと怒りの対象になってしまいます。
「ミスが多くて仕事ができない=自分より能力が低い」と見なされて、次第に接し方がキツくなってパワハラに発展する可能性があります。
仕事ができずに怒られてばかりだと、萎縮して自信がなくなり、ますます「この人には何を言っても大丈夫」という悪循環が生まれてしまいます。
コミュニケーションを取らない
自分から挨拶をしない、雑談を振られてもなにを言えばいいのか分からない、職場の人と仕事以外の会話をしない。
上記のように、コミュニケーションが苦手な人は自ら孤独な環境に身を置いてしまいがちです。
仕事をするために会社に来ているから雑談や会話は必要ないというのは最もですが、仕事を円滑に進めるためにコミュニケーションが必要になってくる場面はたくさんあります。
コミュニケーションを取らない人は職場での仲間が少ないので、パワハラのターゲットになりやすいのです。
HSPさんがパワハラに遭わないための対処法
仕事をきっちりこなす
パワハラに遭わないようにするためには、パワハラする理由や隙を作らないようにすることがとても大切です。
自分が受け持った仕事をしっかりこなす、自分の仕事が終わったら他に手伝えることがないか聞く、ミスをしないようにする……など、社内で与えられている自分の役割をまずはしっかり果たしましょう。
ミスばかりしていると、「この人は仕事ができない」というレッテルを貼られるだけではなく、風当たりが強まり、悲しいことに攻撃の対象になってしまう可能性があります。
仕事を早く終わらせることも大切ですが、まずは「ミスをなくすこと」を優先に考えてみてくださいね。
コミュニケーションを増やしてみる
内向型のHSPさんは、自分からコミュニケーションを取ることが不得意な傾向があります。
積極的に関わることでHSPさん自身が疲れてしまっては元も子もないですよね。
おすすめなのは、「挨拶をする」ことです。
挨拶は誰とでも気軽にコミュニケーションを図れる手っ取り早い方法です。
挨拶をしても上司が素っ気なくて傷付いてしまうこともあるかもしれません。
しかし、必ず自分からコミュニケーションを取るようにしましょう。
仕事をしている際も、分からないところや相談したいところなど、積極的に関わる姿勢を見せていくことが大切です。
意見をしっかり伝える
上司から理不尽なことを言われて言い返したいのに、ぐっと飲み込んでいませんか?
仕事の意見を聞かれて、あやふやな回答や濁した態度を取るのもNGです。
上記のような態度は、芯を持っていない人と見られてあまり良い印象がありません。
また、曖昧な態度は自信がないように見えるので、パワハラしやすい隙を与えてしまう可能性があります。
自分を守るためにも、理不尽な嫌味を言われたら立場を気にせずに人として意見を言うように徹底しましょう。
パワハラの被害に遭ってしまったら
会社の相談窓口を利用する
現在は殆どの会社で業務や人間関係、健康問題に関する相談窓口があります。
中には匿名で利用できる窓口もありますので、自分が相談者だということを知られたくないという人にもおすすめです。
しかし、あまりにもひどいパワハラ被害を受けていて、身も心も限界という場合には実名で相談するようにしてくださいね。
また、労働基準監督署にて「総合労働相談コーナー」という窓口がありますので、そちらを利用してみるのも良いでしょう。
具体的に色々聞かれることになるので、どんなことをされたのか日時と共に詳しく記録しておくことが必要になります。
転職を考える
上層部に事情を話して、部署の異動願いを出してみるのも一つの方法ですが、万が一通らなかった場合は転職を考えましょう。
世の中には沢山の仕事があるので、一つの職場で精神をすり減らす必要はありません。
転職活動を進めながら、3ヶ月〜半年程生活できるお金を貯めて、準備をしておきましょう。
まとめ
パワハラは、全ての人に起こりうる可能性がある問題です。
どんなきっかけでパワハラのターゲットになってしまうのかは誰にもわかりません。
もしかしてパワハラかも?と思った場合、一人で抱え込むのは危険です。
これくらいなら我慢できると思っていても、対処しようと思った時には心が傷ついている状態なので、どうすればいいのか判断がつかなくなることもあります。
誰かに相談するのは恥ずかしいことではないので、自分だけで悩まずに積極的に相談窓口などを利用してくださいね。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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