同じ地区優勝でも、そこからワールドシリーズ優勝までに必要な白星の数は同じではなく…
今年のポストシーズンには、1リーグにつき、各地区優勝の3チームとワイルドカードの3チーム、計6チームが進出する。ワイルドカードを手にするのは、各地区優勝のチームを除いたリーグ12チーム中、勝率上位の3チームだ。
2012~19年と2021年のポストシーズン進出は、地区優勝3チームとワイルドカード2チームの計5チーム。短縮シーズンの2020年は、地区優勝3チーム、地区2位3チーム、ワイルドカード2チームの計8チームだった。
2012~19年と2021年は、ワイルドカードの2チームが1試合限りのワイルドカード・ゲームを行い、その勝者がディビジョン・シリーズへ進んでいた。地区優勝の3チームは、ディビジョン・シリーズからスタートしていた。
けれども、今年のフォーマットは、同じ地区優勝でも、スタート地点が異なる。3チームのうち、勝率が高い2チームはディビジョン・シリーズから。残る1チームは、ワイルドカードのチームとワイルドカード・シリーズで対戦する。これは、ベスト・オブ・スリー(2戦先勝で勝ち抜け)のシリーズだ。
例えば、ナ・リーグの場合、8月11日時点における各チームの順位と勝率をフォーマットに当てはめると――この時点でレギュラーシーズンが終わったとすると――西地区1位のロサンゼルス・ドジャース(.700)と東地区1位のニューヨーク・メッツ(.652)は、ディビジョン・シリーズからスタートする。一方、中地区1位のセントルイス・カーディナルス(.550)は、ワイルドカード・シリーズからだ。
ワイルドカード・レースのトップ3は、アトランタ・ブレーブス(.589)、フィラデルフィア・フィリーズ(.559)、サンディエゴ・パドレス(.553)なので、カーディナルスは、ワイルドカード・シリーズでパドレスと対戦する。
ドジャースとメッツは、ポストシーズンで11勝を挙げれば、ワールドチャンピオンとなるが、カーディナルス(とワイルドカードの3チーム)は、13勝を必要とする。前者は、ディビジョン・シリーズの3勝、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズの4勝、ワールドシリーズの4勝。後者は、3シリーズの前にワイルドカード・シリーズの2勝だ。
地区優勝を果たしても、同じリーグの地区優勝2チームよりも勝率が低い場合、ワイルドカードと同じ、という見方もできる。