暴力的な子の親が無意識に繰り返している"NGな叱り方"とは?効果的な方法を小学校教師が解説
気に食わないことがあるとすぐに暴力をふるってしまう子どもを持つ親御さんは、どのように対応すればよいのか悩んでいることでしょう。しかし、親の対応が子どもの行動に大きく影響を与えていることもあります。今回は暴力的な子供の共通点と対処方法を解説します。
親が無意識に繰り返している"NGな叱り方"
多くの親が、子どもの暴力に対して怒りや恐怖を感じ、つい感情的に叱ってしまいます。この親の強い感情反応が、逆に子どもの暴力行為を強化してしまう悪循環に陥っていることがあります。それでは、こういった子供へはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。
1. 冷静な対応と感情の言語化を促す
子どもが暴力的になった時こそ、親が落ち着いて対応することが重要です。子どもの感情を受け止め、言葉で表現できるように促していくことが大切です。
効果的な声かけ例
「怒っているんだね。どうして怒っているのか、言葉で教えてくれる?」
NGな声かけ例
「いい加減にしなさい!何度言ったらわかるの!」
2. 肯定的な関わりを増やす
日常的に子どもとの肯定的な関わりを増やすことで、子どもの自尊心を高め、暴力以外の方法で自己表現できるよう導きます。
効果的な声かけ例
「今日も頑張ったね。どんなことが楽しかった?」
NGな声かけ例
「また悪いことしたでしょ。言い訳はいらないわ。」
3. 適切な行動をモデリングする
親自身がアンガーマネジメントを実践し、適切な感情表現や問題解決の方法を子どもに示すことが大切です。
効果的な声かけ例
「パパ(ママ)もイライラしてしたときは、心の中で10秒数えて、心を落ち着けているんだよ。」
NGな声かけ例
「お前のせいで私まで腹が立ってきた!」
まとめ
暴力的な子どもを持つ親御さんへ、冷静な対応と感情の言語化を促すこと、肯定的な関わりを増やすこと、適切な行動をモデリングすることの3点を紹介しました。これらの方法を継続的に実践することで、子どもの暴力的な行動は徐々に改善されていくでしょう。焦らず、粘り強く取り組むことが大切です。
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