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間もなくゴング! カネロvs.GGG3

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
初対決から、早5年が過ぎた(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ついに今夜、サウル・"カネロ"・アルバレスと、<GGG>ことゲンナジー・ゴロフキンの3度目の対決が行われる。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 ご承知のように、今回はカネロの持つWBA/WBC/IBF/WBOスーパーミドル級タイトルに、GGGが挑むかたちとなった。両者の初対戦は2017年9月でドロー。1年後の再戦ではカネロの判定勝ち。共に統一ミドル級タイトルマッチとして催された。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 「同一カードで3戦」とは、よほど魅力的でないと興行として成立しない。モハメド・アリvs.ジョー・フレージャー、イベンダー・ホリフィールドvs.リディック・ボウ、アルツロ・ガッティvs.ミッキー・ウォード、マニー・パッキャオvs.エリック・モラレス等、いずれも、見る人に鳥肌を立てる熱戦だった。パッキャオvs.ファン・マヌエル・マルケスにいたっては、4度拳を交えた。

8/18の練習時のカネロ
8/18の練習時のカネロ写真:ロイター/アフロ

 試合前日0時の段階では、チケットが売れ残っている。現地時間9月16日、boldticket.comの最安値が738ドル。リングサイドの最高値が6436ドル。現時点での盛り上がり方は、タイソンvs.ホリフィールド、パッキャオvs.モラレスには遠く及ばない。

撮影 筆者
撮影 筆者

カネロは167.4パウンド、 ゴロフキンは167.8パウンドで計量をパス。

撮影 筆者
撮影 筆者

 今日、ラスベガスの気温は33度まで上がるそうだ。砂漠の不夜城で行われるライバル対決は、どんなフィナーレを迎えるか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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