【横浜市】横浜発ショートトリップ・金谷編 ちょっと千葉までアジ食べに行ってくる
暑い夏には、水路や海路の旅。三浦半島から房総半島へフェリーでショートトリップ。「たらふくアジを食べたい」、その一心で早起きする夏休み。近距離でありながら、しっかりと旅気分。ぜひ一度試してみてほしい!
・久里浜から金谷へ 東京湾フェリーで35分
・地アジ三昧!にぎり、なめろう、あぶり、たたき、アジフライ、骨せんべい
・散歩休憩①甘夏サイダー
・散歩休憩②バウムクーヘンの耳
・帰路もフェリーで 涼しい自宅でポテチを食べる
久里浜から金谷へ 東京湾フェリーで35分
横浜駅から京急快特に乗って、向かうは京急久里浜駅。
東口バスターミナルから、東京湾フェリー行きの京急バスに乗車。10分ほど乗ると…。
「東京湾フェリーターミナル」です。電車の場合、横浜方面から房総半島へは総武線や内房線を使って3時間ほどかかりますが、ここは東京湾をフェリーでショートカット!
東京湾フェリーの「かなや号」が待っています。オレンジ色のゲートは乗用車・バイクなど車両での乗船用。徒歩はフェリーターミナルを上がり、写真右側のアーケード型になった通路から乗船します。
徒歩乗船券は自動券売機が利用可能。車両での乗船や、クレジットカード決済などでの切符購入は有人窓口へ。
一歩船内に入ると、豪華客船感が!
こちらはカラオケの音が聞こえてきそうな…。いやいや、温泉旅館ではなくてこれはフェリー船内だった。このラウンジ風スペースを含め、全席自由につき早い者勝ち。
まだ出航すらしていないのだが、驚異のスピードで売店の軽食は売り切れに!
ということで朝から「あじのたたきフライ」を。衣の中に、身がゴロッとしたアジのなめろうが入っている。味噌で味付けされておりソースは使わないでも十分。ビールのことしか考えられなくなる一品。
この日は曇天で、少々波高し。三浦半島を出て、粛々と房総半島を目指します。沖を行くタンカーを眺めていると、水平線の向こうにはすでにぼんやりと陸地が見えています。
海よ~、俺の海よ~。
濃霧の中、金谷港に着きました。
地アジ三昧!にぎり、なめろう、あぶり、たたき、アジフライ、骨せんべい
この旅の目的は、アジである。10:30配布開始の整理券を取って入ったのは「地魚鮨 船主(ふなおさ)総本店」。オーダー式の回転寿司。さあ、地物のアジを食べまくるぞ!
テーブル席脇のレーンに到着した「地魚五種握り」。オープン直後のためか、タッチパネルでの注文から間もなく出て来て驚く。ふえふき鯛、汐子(しょっこ、カンパチの若魚)、地アジ、目鯛、平目。東京湾を食べつくす!!
見よ、この重量感あるアジを!ふてぶてしいほどの、脂ノリ。きっと成長期のさなか、陸に揚がったのでしょう。ありがとう、いただきます。初夏はアジさえ食べていればいいのさ、という気持ちになる。
地アジ三貫。なめろう、にぎり、あぶりと並ぶ。あぶりは、アジの脂がいっそう引き立つ。
アジのたたきの軍艦。新鮮な身の断面を、目でも楽しむ。
こちらは地魚漬けの軍艦。しっかりと醤油に漬かっていて旨い。
アジフライも期待を裏切らない。
新鮮な地物ならではの、脂と厚み!
骨せんべいも。
最後はあら汁。このお椀、いわゆる味噌汁サイズではなく、どんぶりサイズです。レーンから持ちあげた時の重さに驚愕。骨の周りにしっかりと肉が残っており、この一杯だけで結構な魚の量。
こうして金谷港に到着後、一時間ほどで満腹・満足となったのです。
散歩休憩①甘夏サイダー
午後になると晴れて来た。南国の島に来たようにしか見えない、石垣の風景。
JRでは内房線浜金谷駅が最寄り駅。
蒸し暑い日には、休憩こそ大事。観光案内所&銭湯「KANAYA STATION(カナヤステーション)」内の「あるぽるとカフェ (Al porto Cafe)」へ。ナチュラル&モダンな店内。
「鋸山(のこぎりやま)甘夏サイダー」。地元産柑橘の爽やかさに、甘めのサイダーで、暑さをやりすごす。鋸山は富津市と鋸南町の境にある山で、「石切場跡」「地獄のぞき」などの切り立った岩肌が観光名所となっている。
イタリアンカフェとなっていて、「鋸山焙煎工房」のコーヒーや、生パスタ・デザートなども魅力的。
散歩休憩②バウムクーヘンの耳
港にある「the Fish(ザ・フィッシュ)」は、土産物店とレストランを併設。一歩入ると、バウムクーヘン工房「見波亭(みなみてい)」にてお得大売り出しの予感。なになに、バウムクーヘンの耳だって?たっぷりずっしりと、5枚入り。
この「のこぎり山バウムクーヘン」、数える単位は「山」らしい。通常商品は「1山 486円」「3山1,296円」とあるので、こちらの耳は「5山 700円」と言えそうだ…お得だね。
食パンにせよフランスパンにせよ、耳を愛する筆者にとってはたまらない商品。正規の商品よりもむしろ、耳が欲しいくらいなのだ。「バウムクーヘンの耳」は、カリカリとしているわけでもなく、通常のバウムクーヘンとの違いは感じられなかった。あえて言えば、焼くときの棒を抜き取った跡(なめらかではない断面)を楽しめます、といったくらいか。
「はねだし」という名前で、形がまっすぐでないものや不揃い品も同じく売り出されていた。これら不揃い品の販売は不定期開催。
フェリー乗船前、20-30分ほどはとってお土産物を物色したいところ。
海鮮や干物など、食卓のおかずも調達できる。
帰路もフェリーで 涼しい自宅でポテチを食べる
帰路もフェリーに乗り込む。乗船券は、行きに往復券を買ってあるから改札でスタンプを押してもらう。
ビアガーデンにしか見えない、屋外席。
さらば房総半島。
東京湾を南下して米国に向かうタンカー。外海への航行に、心の中でエールを送る。ちなみにこの日は南風が強く、フェリーの南側に立つと吹っ飛ばされそうな勢い。
こうして昼間のうちに帰宅。あとは自分用のお土産で、余韻に浸る。「the Fish」で買った「千葉限定 焼きはまぐり風味 ポテトチップス」。うん、遠くに貝出汁を感じる。クーラーの効いた部屋で、ポリポリと。
じつは帰りの京急久里浜駅で、ウィング久里浜に寄って横須賀・精栄軒の「黒船サブレ」も買ってある。船旅を振り返りながら、バターが香る黒船をポリポリ。
ああ、食べすぎた。あとは昼寝をしてショートトリップ完成かな。旬のアジで栄養をつけて、この夏も力強く生きていきたい…では、おやすみなさい…。
<交通・施設情報>
◆東京湾フェリー
7-8月には久里浜発・金谷発ともに一日14便が就航。日付や曜日によりダイヤが異なるため、ホームページの運行スケジュールを要確認。
東京湾フェリー ホームページ
◆地魚鮨 船主総本店
住所:千葉県富津市金谷2288 (the Fishの一区画)
アクセス:金谷港東京湾フェリー乗り場から徒歩2分
地魚鮨 船主総本店 ホームページ
◆KANAYA STATION
住所:千葉県富津市金谷2175
アクセス:金谷港東京湾フェリー乗り場から徒歩5分。JR内房線浜金谷駅から徒歩3分
KANAYA STATION ホームページ
◆the Fish・見波亭
住所:千葉県富津市金谷2288
アクセス:金谷港東京湾フェリー乗り場から徒歩1分
the Fish ホームページ
見波亭 ホームページ
◆精栄軒 ウィング久里浜
住所:横須賀市久里浜4-4-10 ウィング久里浜1F
アクセス:京急久里浜駅直結
ウィング久里浜 ホームページ