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こども家庭庁に、こども若者、ママパパ・当事者の「声」を届けよう! #こども大綱 #専門家のまとめ

末冨芳日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員
こども家庭庁は、こども若者・当事者の「声」を募集している

こども家庭庁が、こども大綱(たいこう)という、国の方針作成のため、こども若者や、子育てしているママ・パパ、当事者(貧困・虐待・社会的養護等)、子ども若者支援団体などの意見を募集しています。

あまり難しく考えず「もっと学校がこうなるといいな」「子育てしてるとこんな風に困っています」「若者のこと、ちゃんと考えてほしい」など、あなた自身の困りごと、伝えたいこと、こども家庭庁に届けてみませんか?

こども家庭庁では、オンラインでのこども若者向け、大人向けの公聴会(10/10申し込み締め切り・抽選の可能性あり)、こども若者、大人や団体も対象としたオンラインや郵送でのパブコメ(10/22締め切り)などを受け付けています。

▼こども大綱とは?大人向けの説明がおすすめ(こども向けは内容がおおざっぱすぎ)

こども大綱案の解説(大人向けこども向け:こども家庭庁HPより)

「こども大綱」とは(大人向けHPより・こども家庭庁HP)
「こども大綱」とは(大人向けHPより・こども家庭庁HP)

▼こども家庭庁にあなたの「声」を届けよう!参加申し込みはこども家庭庁HPから

▼加藤鮎子大臣は「当事者目線に立った大綱を作りたい」と意欲:こども家庭庁は「お飾り参加」にしない工夫を

▼こども大綱案、上から目線、選別主義との批判も

こども家庭庁は、正直、いま、あまり元気がありません。

でもみなさんの「声」こそが、こども家庭庁も、こども大綱も元気に、より良いものにできる力の源(みなもと)なのです。

以下のこども家庭庁のメッセージを私も信じています。

だからどうか、みなさんの「声」を、こども家庭庁に届けて、ほんとうに、こども若者や、子育てするママ・パパや、支援団体も元気になる「こども大綱」になるといいなと願っています。

こども家庭庁が何よりも大切にするのはこども・若者のみなさんの意見です。

みなさんの意見なしには「こども大綱(たいこう)」「こどもまんなか社会」はつくれません。

ぜひみなさんの意見をきかせてください。

意見を伝える様々な方法があります。

①こども若者いけんの会【10/15(日)オンライン】(末冨註:子育て当時者・一般パブコメは10/14(土))

②こども若者パブリックコメント【期間中はいつでも参加できます】

③こども若者★いけんぷらすWEBアンケート【ぷらすメンバーに登録が必要です】

意見をきかせてっていうけど、

「そもそもこども大綱って何?」「国の文章って長くて何が言いたいのかわからなさそう」

「意見は言いたいけどみんなの前で言うのは苦手だなあ」

そう思った人は、ぜひ次のボタンをクリックしてみてください!

「こども大綱」についてのわかりやすい説明やみなさんから意見をきくときのやり方の説明などがのっています。

こども大綱についていっしょに考え、「こどもまんなか社会」をつくりましょう。

日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

末冨 芳(すえとみ かおり)、専門は教育行政学、教育財政学。子どもの貧困対策は「すべての子ども・若者のウェルビーイング(幸せ)」がゴール、という理論的立場のもと、2014年より内閣府・子どもの貧困対策に有識者として参画。教育費問題を研究。家計教育費負担に依存しつづけ成熟期を通り過ぎた日本の教育政策を、格差・貧困の改善という視点から分析し共に改善するというアクティビスト型の研究活動も展開。多様な教育機会や教育のイノベーション、学校内居場所カフェも研究対象とする。主著に『教育費の政治経済学』(勁草書房)、『子どもの貧困対策と教育支援』(明石書店,編著)など。

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