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【宝塚市】うつわとおしゃべりで気分がアガるお店―ミズタマ舎

ぶらっと地域情報発信ライター(宝塚市)

清荒神の参道脇の路地にある、うつわと生活雑貨のお店『ミズタマ舎』さん。台所の神様に見守られた居心地抜群の店内には、おうちごはんが楽しくなるうつわがいっぱい。お参りの帰りにちょっと覗いてみませんか。

参道を歩いていて、たまたま見つけた小さな手描きの看板。「うつわの店」という文字に魅かれて訪問です。

初めての店なので緊張しつつ扉を開けたら、底抜けに明るいふたつの笑顔が迎えてくれました。

店内にずらりと並ぶうつわに圧倒されていたら、笑顔の一人である店長の平山二朗さんが丁寧に商品を説明してくださいます。まずは漆器から。

質感はたしかに漆なのに、ポップなデザインや色が、ぜんぜん漆っぽくありません。秋田の作家さんだそうですが、はつらつとしたエネルギーに見入ってしまいます。

このほか、平山さんが全国を巡って集めたうつわたちは、どれも個性派ぞろい。伝統的な技法に支えられたみずみずしいデザインで、何よりどれも使いやすそう。

盛り付けがキマる縦長のうつわ
盛り付けがキマる縦長のうつわ

バーナード・リーチもうなるポップ
バーナード・リーチもうなるポップ

「最近は共働きの家庭が多く、仕事をしながら日々の食事を用意するのはとても大変。お気に入りのうつわを使うことで、少しでも楽しい食卓になれば」と平山さん。

こんな食卓でごはんを食べたい
こんな食卓でごはんを食べたい

延べ200人ほどの作家さんの作品を扱ってきたという、うつわLOVEな平山さんの解説は、ダイナミックに全身を使って、今にも踊り出しそう。どんどん次を聞きたくなります。

伝統的な技法にモダンな色遣い
伝統的な技法にモダンな色遣い

作家さんのうつわは少々敷居が高いという方でも、平山さんの話を聞きながらうつわを眺めるだけで、楽しい時間が過ごせそうです。

愛らしい文様と深い「あお」がお気に入りの一品
愛らしい文様と深い「あお」がお気に入りの一品

作品は時期によって入れ替わるので、どのようなうつわに出合えるかは、行ってみてのお楽しみ。新しい出合いを求めて何度でも通いたくなりますね。

最近は、作家さんが気をきかせて水玉の柄を用意してくれることもあるのだとか。
最近は、作家さんが気をきかせて水玉の柄を用意してくれることもあるのだとか。

うつわ以外にも、マスタードやジンジャーソルトといったスパイス、箸置きなどの生活雑貨を取り扱っています。過去には椅子の展示もあったとか。

最近になって、書籍の取扱いを始めました。こちらは人気の書店・アルペジオさんのプロデュースで、数は少ないものの、センスの光るセレクトは要チェックです。

こちらも品揃えは時期によって変わるので、詳しくはInstagramなどでご確認ください。

居心地抜群のリノベーション古民家

ミズタマ舎さんのもうひとつの魅力は、思わず深呼吸したくなるほど居心地のいい、店内そのものです。

昭和レトロな窓は、リノベーションの際に新しく作られたもの
昭和レトロな窓は、リノベーションの際に新しく作られたもの

古い梁や柱をベースに、新しい木材や廃材を利用して古民家をリノベーション。レトロキッチュな内装で、穏やかなのに気分がアガる不思議な空間は、同じく清荒神を拠点とする建築家さんの設計だそう。

古き良き日本の風情も残しつつ
古き良き日本の風情も残しつつ

古さと新しさの組み合わせが新鮮と注目され、これまでにも様々な媒体で紹介されています。

むき出しの梁や年月を感じる板は、それだけでアート。
むき出しの梁や年月を感じる板は、それだけでアート。

さらに3月30日からは、初ジャンルの「ステンドグラス」の作家さんの個展も始まるそう(4月13日まで)。こちらも注目です。

いかがでしたか。くらしを彩る雑貨でいっぱいのミズタマ舎さん。店長の楽しいお話しと共にぜひその空間を体験してみてください。

店舗情報

ミズタマ舎
■ 住所:〒665-0836 宝塚市清荒神4-17-5
■ 電話:0797-26-8161
■ 営業時間:10時30分~17時
■ 定休日:月曜日・第2日曜日
公式ホームページ
公式Instagram

地域情報発信ライター(宝塚市)

カフェ、庭園、美術館、ときどき神社。新しい出会いを求めて、カメラ片手に足の向くまま、気の向くまま。歴史のあるまち、宝塚の「いま」をお届けします。執筆記事のアザーカットをInstagramで公開中。

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