「肝臓」だけじゃない?-お酒(アルコール)が及ぼす内臓の不調とその対策!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「お酒(アルコール)と内臓の関係」を解説していきます。
今回の目次
- アルコールの特徴と分解
- お酒の飲み過ぎと「肝臓」
- お酒の飲み過ぎと「すい臓」
- お酒の飲み過ぎと「胃腸」
- お酒の飲み過ぎとその対策
アルコールの特徴と分解
アルコールは、ほどよく飲めば食欲増進やストレス解消に良いとされています。
1日の適正な飲酒量は「純アルコール20g程度」が1つの目安です。
これはあくまでも「目安」であり、人それぞれ適正量は異なります。
アルコールは、肝臓で分解されます。
そして、肝臓のアルコール分解酵素(ADH・ALDH)の量や活性に応じて、お酒の分解能力が人それぞれ異なります。
女性の方が、男性よりもアルコール分解酵素の活性が弱かったり、少ない方がことが多いです。
お酒の飲み過ぎと「肝臓」
アルコールが肝臓で分解される際に、有毒な物質である「アセトアルデヒド」が発生します。
このアセトアルデヒドが蓄積すると、肝臓に負担がかかってしまいます。
これが原因で肝臓に炎症が起こったとしても、肝臓は再生能力が高いため、すぐには自覚症状が現れません。
しかし「炎症」と「再生」を繰り返していると、肝臓が繊維化し、働きが悪くなってしまいます。
お酒の飲み過ぎと「すい臓」
意外かもしれませんが、お酒の飲み過ぎは「すい臓」に炎症を起こすことがあります。
急性的な炎症・慢性的な炎症のどちらも「お酒」が要因になり得ます。
お酒の飲み過ぎと「胃腸」
お酒をたくさん飲み続けることで、胃腸の粘膜が刺激され続けてしまいます。
このように胃腸への負担が増えることで、いわゆる「胃に穴が空く(胃潰瘍)」というのが起こりやすくなります。
胃腸はストレスや喫煙にも弱いので注意しましょう。
お酒の飲み過ぎとその対策!
お酒が好きな方は、内臓への負担を減らすために、下のようなことを参考にしてみてください。
- 適量を理解する…お酒の"適量"は人それぞれ異なるので、自分の適量を理解しましょう。
- お水を飲む…お酒は利尿作用があり「脱水」を引き起こしやすいので注意。
- 空腹は避ける…空腹時の飲酒はアルコールが一気に吸収されて、いわゆる「酔いが回りやすい」ので注意。
- ノンアルコールを上手に使う…最近ではノンアルコールのお酒もあるので、そちらもうまく使ってみましょう。
- 相談する…お酒は依存性があるため、難しい場合は医療機関の方に相談するのも1つの手です。
最初に述べたように、お酒はほどよく飲めばストレス解消にもなるので、うまく付き合っていくと良いですね。
YouTubeでも解説しているのでぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!