遂に2号店がオープン。絶品あご出汁と鶏ガラの黄金比ブレンド。博多もんの為に生まれた節系中華そば。
2024年7月10日グランドオープン
福岡市東区にある九産大駅の目の前に、非豚骨の先駆けとして話題をさらった「博多あご出汁中華そば」の名店が登場。志免に本店を構え、上品であっさりとした節系の中華そばが大人気の「六味亭」。初の暖簾分けとして、遂に2号店がオープン。心待ちにしていたファンも多いのではないでしょうか。駅チカという好アクセスや、九産大のすぐ傍ということもあり、さらに新たなファンも増える予感。そんな楽しみな新店にお伺いしました。
和食をルーツとする〈六味亭の一杯〉を受継ぐのは若き大将。カウンターの内側で腕を振るいます。店内には節の良き香りも漂い、待つ間も楽しみです。店内はブラウンを基調としたモダンな佇まいです。
味玉中華そば
メニューは〈博多あご出汁中華そば〉と〈魚介担々麵〉の二本立て。どちらも和食の技法を使った魚介と鶏ガラをベースとしています。人気メニューの〈味玉中華そば〉を注文。「博多雑煮」のあご出汁と「博多水たき」の鶏ガラスープを黄金比でブレンドしているという、上品で美しい仕上がりです。真ん中に飾られるのは〈鶏節〉という珍しい節。魚介とはまた違う風味が広がります。
出汁には長崎県五島列島産の焼あご(トビウオ)を使用しているそう。炭火で焼き上げているという〈あご〉は特有の香ばしさと上品な風味があり、鶏ガラのスープと絶妙に絡みながら深みある味わいとなります。そこに魚ダレと生醤油をあわせた熟成醬油ダレも加わり、あっさりながらも重厚感がある、旨味溢れるスープです。
中細サイズのちぢれ麵。ツルっとしてコシのある食感。小麦の風味良く、この優しいスープにバッチリの組み合わせ。これはお馴染み〈製麵屋慶史〉の特注麺。ここにも技が光ります。
あっさりと味付けされたチャーシュー。スープの旨味を引き立てながら、お肉の旨味も伝わります。食べ応えもある一枚です。
味玉にもタレがよく染みています。この味わいが、最初はあっさりとしながらも、だんだんと深みを感じる、これが六味亭の味わい深さなんですね。
刻んだ出汁昆布と高菜を炒めて辛味をつけた、独自の製法で作られた〈辛子昆布高菜〉。これがなかなか辛さの刺激強めながら美味しい。少しだけスープに交えながらいただくと、香ばしさと辛さがよく合います。
あっさりと優しくて、どこか懐かしい。そして上品で深みある味わい。このスープはもちろん飲み干すしかないでしょう。白いオシャレな丼も特徴的ですね。
卓上には、辛子昆布高菜をはじめ。あご酢や六味スパイスなどオリジナルなものばかり。この調味料のこだわりも、味をまた引き立てます。
テーブルには「六味亭」のこだわりの解説。
そして看板メニューの解説。じっくり読むと、「六味亭」の魅力をさらに感じることができます。
決して広くはなく、こじんまりとしたお店ですが、多くのファンが「博多あご出汁中華そば」を求めて訪れます。
博多の非豚骨ラーメンとして、節系の〈あご出汁中華そば〉というひとつのジャンルを生み出した名店。和食の技を駆使し、こだわりの食材を厳選し、懐かしくも新しい味わいの「六味亭」。その味をいただけるお店が、またひとつ増えたことは嬉しい限り。今後の益々の活躍に期待大です。
博多あご出汁中華そば 六味亭 九産大駅前店
住所:福岡県福岡市東区松香台2丁目6−1 崎村ビル
営業時間:11時00分~15時00分
17時30分~21時00分
定休日:月曜日
駐車場:近隣有料
アクセス:九産大駅前より徒歩1分