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ソニーが作った着るエアコン!REON POCKET 4を35度の屋外で使ってみた

ともさん動画クリエイター

まだまだ厳しい暑さの続く8月。暑い中でも外出しなければならない人、室内だけどちょっとが暑いと感じている人も多いと思います。
今回はソニーが作ったネッククーラー(ウェアラブルサーモデバイス)「REON POCKET 4」を使ってみます。
ソニーが作っているということもあり、各所に様々なセンサー・機能を持たせています
撮影時は気温は35度でとても暑い状態でしたので良い機会だと思いこの状況で使ってみます。

REON POCKET 4
REON POCKET 4

こちらがREON POCKET 4です。「4」とある通り、ほぼ毎年アップデートして新製品が出ています

パーツとしては「本体」「ネックバンド」の二つです。

このように首の後ろにREON POCKET 4をくっつけて冷やします

ステンレススティールが冷たくなる
ステンレススティールが冷たくなる

裏面には冷却部(ステンレススティール)があり、ここを首の後ろにくっつけます。バッテリーを内蔵しており、電源をONにして通電することで冷却部が冷たくなります。
更に色んなネッククーラーが世に出ていますがREON POCKETのすごい所「冷温両対応」になってます。
夏は「冷」にして冬は「温」にして使うことが出来てしまいます。

サイズとしても大きくなく重さもさほどないのでカバンに入れて持ち運ぶことも可能です。
運転モードはCOOL / WARM共にレベル1~4の4段階あります。
バッテリーも長持ちで一番省電力のモードであれば約9時間使用できます。※COOLの場合

■スペック概要
・質量:約144g
・最大外形寸法(ネックバンド装着時)
 幅:約125mm / 高さ:約140mm / 奥行:約33mm
・充電池持続時間(COOL)
 レベル1:約9時間
 レベル2:約8時間
 レベル3:約7時間
 レベル4:約4時間

更に5つのセンサーを搭載しており温湿度や加速度センサーを使って温度・行動を総合的に判断してレベルの調整やCOOL / WARMを切り替えるスマート機能も搭載されています。

本体にボタンは一つです。長押しすると起動します。
基本はスマート機能に任せてでも問題は無いですが、任意のレベルで調整したい場合には「REON POCKET」アプリからマニュアルでの調整が可能です。

本体にバッテリーが内蔵されていますが、市販のモバイルバッテリーから給電しながらの使用も可能です。
コードが入り込む部分が見えてはしまいますがバッテリー切れの心配をせずに作業することが出来ます。(主にデスクワーク向きかも)
モバイルバッテリーで給電しながら使用すると冷却レベルが「4」の更に上の「4+」と一段冷却性能が上がるのもポイントです。

REON POCKET 4を2週間使ってみての感想

ここからREON POCKET 4を2週間使っていたので感想や良い所、悪い所などお伝えします。

感想

最初は冷却部が冷たくて気持ち良いですが、同じ部分を冷たくし続けるので30秒~1分使っているとマヒするというか、あまり冷たさを感じなくなります。(感じなくなるだけで冷たい状態)

環境や人の感じ方は様々なのであくまで個人的な体感の話ですが、「涼しくなる」というよりは「暑さがやわらぐ」というイメージです。
ちょっと暑いと思って使うと「ちょっと暑い」という感覚がやわらぎます。心なしか汗も少し控えめになっているようにも感じます。
ただし、35度以上の状況においては焼け石に水でした。汗は普通に書きますし何より公式サイトにて「気温35以上、または炎天下での長時間のご使用はお控えください」との触れ込みがあります。あくまで体感温度を下げる製品で、熱中症対策の製品ではないとのことです。

良かった所

若干重複するところもありますが、屋内・屋外で使ってみて良かったところは下記のとおりです。

暑さがやわらいだ(ように感じる)
それなりにコンパクトなので持ち運びができる
バッテリーの持ちが良いので色んなシーンに使える
・今回は使ってないがWARMもあるので冬も使える

携帯性の良さに加え、稼働時間も長いので通勤、通学、出張やデスクワークなど幅広く使えそうでした。

悪い所(注意点)

・排気口のエアフローパーツが飛び出してて上を向いたりするとひっかかる(外すことも可能)
・冷たくなって冷却部の肌の感覚が鈍くなった際に肌に接しているのか、稼働しているのか分からなくなる
・激しい発汗を伴う作業や運動の際には使えない(と、公式も伝えてます)

悪い面というか過度な期待をし過ぎないようにして頂ければという所です。
構造的にはエアフローパーツがちょっと縦長で引っかかりやすいのが気になりました↓

あとは防塵・防滴に配慮した設計にはなってますが完全にふさぐものでもないので激しい作業だったり運動では推奨されていません。

使えそうなシーン

・デスクワーク
・通勤、通学など外出時
・車の運転(渋滞に巻き込まれてエアコンが弱くなった時など)
・釣り、BBQなど

とは言え、使えるシーンとしては比較的広そうかなと思います。
電化製品ということで電気を通すだけで冷えるのでやはり屋外での使用が中心に活躍しそうです。

全体を通して

利用シーンが広く、首に取り付けるので服も選びません
使い勝手は良いと思いますが、金額は16,500円(税込)となっています。しかも人気で品切れになっているケースが多くなっていますのでご予算と空き在庫があれば是非ご検討頂ければと思います。

こういった冷却デバイスは普段使わない人にとっては新感覚の製品になります。人によって合う合わないのある製品ですのでもし機会があるのであれば一度手に取って試して頂ければと思います。

またこちらのREON POCKET 4ですが動画も作っています。
もう少し動いている感じやサイズ感を確かめたい方は合わせてご覧頂ければと思います。

動画クリエイター

ちょっと変わった車、面白い製品を中心に紹介します。生活は豊かになるか分かりませんが、世界感は広がると思います!専門家では無いのでかゆいところに手は届きませんが、興味を持ってもらえる作品を作っていきます。

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