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CRF250RALLYはオフロードバイクだけど6時間走行してもお尻が痛くならない!

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

オフロードバイクには長距離走ったり、高速道路を走ったりするのが苦手。

250ccオフロードバイクは瞬発力に優れた軽量な単気筒エンジンと軽量なボディが特徴で、高速道路というステージではネガティブな要素が多い。

ですがCRF250RALLYは、オフロードバイクCRF250Lにロングスクリーンやビッグタンクを装備するなど長距離走行するのに都合の良い装備が多数追加されています。

実際に乗ってみると、数々の快適装備を追加したことによる重量増により、多少エンジンのレスポンスがスポイルされているように感じるものの扱いやすいともいえ、ツアラーとしては決してデメリットではありません。

長距離走行を快適にするためにCRF250Lと比べてシート幅が広げられていると発表されているが、実際に跨ってみると違いは感じられませんでした。

先日取材で往復6時間ほど走行する機会がありました。快適装備が追加されているとはいえ、ベースはオフロードバイク。かなりの疲労を覚悟していましたが、走破後も疲れを感じることがありませんでした。

とりわけ驚いたのがお尻が痛くなることがなかったこと。途中10分程度トイレ休憩をはさみましたが、それ以外は常に走り続けること6時間、250キロ。

通常なら3時間を超えたあたりから尻の痛みに悩まされそうなものですが、結果的に最後まで快適に走行することができたのです。

足つきを犠牲にしてガッツリシート幅を広げていたのなら、納得なのですが、基本的には足つきも極端には変わらないように感じました。

燃費も40キロ近いので、計算上連続航行距離は500キロを超えることに。こりゃすげぇ。

形はオフロードバイクですが、荷物をたくさん積んで度に出たり、長距離ツーリングに行くのも最適な一台と感じました。

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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