【足立区】完全予約制!伊興で味わう季節の食材を使った創作和食フルコース「日曜日の朝ごはん」レポ!
閑静な住宅街の中に立地する農園、いこうファーム(伊興2-17-7)。その農園内に立地する店内で「日曜日の朝ごはん」を開催してます。
朝ごはんは、季節の食材を使ったコース仕立てのメニュー。月1回の日曜日、しかも少人数の完全予約制で開催と聞き、「これはきっと魅力的な朝ごはんに違いない・・・」とても気になった筆者、2023年最後12月の開催日に予約して行って参りました。一体どんな朝ごはんなのか? 筆者の食リポとともに開催日程や予約方法などもご紹介します!
「日曜日の朝ごはん」とは?
2023年6月から開催している「日曜日の朝ごはん」。主催者でもあり、店のオーナーでもある山﨑さんは、自然農法の貸農園を営みながら、10年以上におよぶ複数の料理のご経歴を持つベテランの料理人です。他にも事業に携わりながら開催しています。
「日曜日の朝ごはん」は毎月第4日曜日に開催
「日曜の朝ごはん」は、毎月第4日曜日に開催(時期によって変動あり)しており、予約の最大人数は各回6名としています。
「月に一度くらい、ゆっくり朝食をとってみては」という人生の提案
予約制かつ少人数制の理由は、食材を無駄にしないお取り組みのため。また、日々あわただしく生活するなかで、食を通して「丁寧に過ごす朝時間を提供したい」といいます。
朝ごはんの特徴でもある、和食の伝統的な技法をとり入れたお料理も魅力的です。日曜日の朝から優雅な時間が味わえると想像できますね。
多種多様な料理の経験を経た知見やアイデアはありますが、和食については、「まだまだ修行中ですね」という山崎さん。今なお料亭ご出身の知人の元で時折学んでは、未知なる和の世界の経験を積んでいるそうですよ。
朝ごはんをいただく店内へ到着
さて、広いお庭(農園)を抜けて奥に歩みを進めると、朝ごはんがいただける場所に到着。ガラスの向こうにはテーブルや調理場スペースがちらりと見えます。
入口でスタッフの方に予約時の名前をお伝えすると「いらっしゃいませ、どうぞ中へ」と案内してくれますよ。店内に入ると、わあ・・・天井が高く開放的な空間!
筆者は店内の雰囲気がとても好きで、席に座った瞬間から、すっかりなごんでおりました。
クマのオブジェがかわいく配置されていて、インテリアショップのようです。スピーカーからは、緩やかな音楽が流れていましたよ。食事をいただく前から、視覚や聴覚からもほぐされていきます・・・!
メニューは旬の食材で提供【ある日の献立 例】
「日曜日の朝ごはん」のメニューは、おまかせするスタイル。リーフレットには、ある日の献立が例で掲載されていますが、メニューは当日までわかりません。どんなお料理が登場するのか、ワクワクできる魅力もありますよね。
なお、予約時に事前にアレルギーのある食品や苦手な食材についてお伝えするシステムですので、食材に不安がある方も安心してご利用いただけます。
飲み物のメニューはこちら
コース料理が出される前に、飲み物の注文ができます。アルコールの種類が充実していますので、お好きな方には嬉しいですね。
筆者はりんごジュースをいただきました。
ワイングラスに注いでいただき、食前酒のようでテンションが上がります。
この日の参加者は3名。ゆったりとおしゃべりしながら濃厚なりんごジュースを楽しんでいると、いよいよお料理のコースがスタートするようです。早速「日曜日の朝ごはん」食リポに参りましょう!
「日曜日の朝ごはん」いただきます
私たちの隣では、ご飯をくつくつ炊くと思われる土鍋、そして何かを焼くであろう網のコンロが準備されています。一体どんな朝ごはんに出会えるのか、ワクワクしてきました!
目覚めの一杯
まずは目覚めの一杯。スカイブルーの美しい器で、狭山のあたたかい緑茶をいただきます。その名の通り、目がさめる美味しさは身体に染みます。
こだわりの先附
先附は、卵焼きのサンドイッチです!
サンドイッチの具材は、卵以外すべて手作りとのこと。ハムは1週間じっくりいぶした燻製で、ほんのりだしの香りが香ばしい卵焼きとしっとりした自家製白パンと一緒にいただくことで完成されたやさしいサンドイッチです。ペロリといただきました。
網の上で調理されるのは・・・
サンドイッチのおいしさを満喫していると、網には串に刺さったサワラと鮭が並んでいました。これから焼きに入るようです。
続いていただくのは、がんもどき。どうみても筆者の知っているそれとは違うビジュアルです。どんなお味なのでしょう・・・
お箸でサクッと割ると、ホワッといい匂い! にんじんや百合根、銀杏、キクラゲがにぎやかに入った、できたてほかほかのがんもどきです。ゆずと藻塩がパラリとあしらわれていて、よい香りがアクセントになっています。
続いて、ふろふき大根。みその甘じょっぱいたれにパラパラとくるみがトッピングされています。柔らかな食感の大根そのものも甘くておいしい。
1品ずつ出されるお料理を乗せた器も素敵なので、そこも注目です。
網の上の魚たちは、スプレー状にした日本酒を吹きつけられながら「おいしい焼魚」に進化するべく、じっくり丁寧に焼かれていきます。店内には、ふんわりといい香りがただよってきました!
さまざまな食材が楽しめる八寸
さて、八寸はこちら。器の中には焼き上がったサワラがおりますよ。そして、紫芋の茶巾、ピクルスが彩りよく並びます。アオサを散らした長芋のとろろもうれしい1品ですね。
土鍋炊きで盛っていただいたツヤツヤのご飯は北海道のゆめぴりかです。ご飯はそのままでも箸が止まらないおいしさ。どのお料理も素材そのものの味が深くやさしいお味で、幸せな気持ちになりました。
目福かつ濃厚なお味の汁椀
こちらは白味噌の汁椀です。蓋を開けると、いい香り〜そして色鮮やか!
炊いて揚げた里芋がほくほくで、白味噌の汁にからんでとてもおいしい。かつおぶしの風味も混じり合い、筆者はとても好きなお味でした。
食感と甘みの比較が楽しい甘味
甘味は、左から時計回りに、焼いた柿、キャラメルアイス、紅玉りんごのソースをかけたういろう、生の柿です。それぞれの食感と甘さのバリエーションが楽しいしおいしい。ひとくちずついただけるのもいいですよね。
締めの京番茶
最後は、京都にいる友人から取り寄せている京番茶で終了です。大満足です!ごちそうさまでした。
「日曜日の朝ごはん」2024年のオープン日と予約方法
2024年の「日曜日の朝ごはん」のスケジュールは、以下の通りです。
2024年 毎月第4日曜日
3月24日 4月28日 5月26日
6月23日 7月28日 9月22日
10月27日 11月24日 12月22日
※時間は毎回 9:00〜11:00頃
※料金 大人 2,500円(税別)
ご予約方法はメールで
日曜日の朝ごはんのご予約は、メールのみで承っています。
①氏名
②人数
③ご連絡先の電話番号
④ご希望日
⑤アレルギーや苦手な食材など
上記①〜⑤を記載のうえ、メールにてご予約ください。
ご予約・お問い合わせはこちら
info.ntn.inc@gmail.com
ご予約する際は下記ご注意ください
・各回完全予約制 6名まで(12歳以お子さまはご遠慮いただいております)
・予約受付は開催日の1週間前まで
・お支払いは現金のみ
・予約日の1週間前から100%キャンセル料発生
2024年春には「フランス料理」も開催!?
公式のインスタを拝見すると、2024年4月には「フレンチのランチコース」も開催予告が。
朝ごはんでいただいた食材やお味、器の雰囲気などとても気に入った筆者、こちらも興味津々です。具体的なメニューは明かされていませんが、どんなお料理との出会いがあるのか気になります。「???」ともあるので、山﨑シェフ独自のオリジナルフレンチスタイルで創作料理が展開されるのかもしれませんね。
「日曜日の朝ごはん」の魅力は「優雅な時間と五感への刺激」
今回「日曜日の朝ごはん」をいただいてみて感じたのは、普段味わえない優雅な時間と五感への刺激が得られたこと。
仲間とワイワイ楽しむランチでもなく、ディナーのような豪華な時間でもない。1日が始まる時間に、味覚や視覚など感覚が研ぎ澄まされた中でいただく朝ごはんは素敵なものでした。
インスタグラムで詳しい開催予告も発信されるそうなので、ご興味ある方はフォローしてチェック、そして「朝ごはん時間」を体験してみてくださいね。
【店舗情報】日曜日の朝ごはん(完全予約制)
〒121-0075
東京都足立区伊興2-17-7(いこうファーム内)
詳細やご予約・お問い合わせ:info.ntn.inc@gmail.com
開催日:毎月第4日曜日(記事内の日程をご確認ください)
開催時間:9:00〜11:00頃(10分前にはご入店ください)
◎駐車場なし(車でお越しの際は近隣のパーキングをご利用ください)
【Instagram】
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