【宗像市】アートとコーヒーがコラボレーションするレトロな空間♬芳醇な香りの中で芸術にふれあう!
2024年3月9日(土)から24日(日)まで開催されている「響きあうアート宗像」は、主に神守る島「大島」と唐津街道「赤間宿」を舞台に繰り広げられる芸術祭です。
宿場町として栄えた唐津街道「赤間宿」には、古きよき時代をしのばせる町並みや、江戸時代のたたずまいを残す古民家がみられます。
この古民家と現代アートがコラボレーションすることで、こんなにもワクワクした気分が味わえることを教えてくれたのが「響きあうアート宗像」でした。
今回は「橋口屋」会場につづいて、コーヒーの芳醇な香りただよう「ハナウタコーヒー」店内で、アートとコーヒーを心ゆくまで楽しみます。
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(媒体名)YAHOOニュース
◇「ハナウタコーヒー」について
珈琲豆焙煎専門店「ハナウタコーヒー」は「橋口屋」会場より北に少し歩いたところにあり、店舗とする家屋は江戸時代後期の建物で、二十数年前まで薬局を営んでいました。
「ハナウタコーヒー」は、その頃のなごりをそのままインテリアとして活用する、とても素敵なお店です。
唐津街道 赤間宿では折にふれ、さまざまなイベントが催されますが「ハナウタコーヒー」もそのつど参加しながら、地域のよさを発信しています。
昨年6月の「赤間宿あじさい祭り」では、店内があじさいに彩られ、多くの人でにぎわいました。
◇「ハナウタコーヒー」店内に溶け込むアート
「ハナウタコーヒー」店内に展示されているのは、美術家 重松希さんの作品で「ムナカタノオト」がテーマです。
店内にはいると昔なつかしいマスコット人形「サトちゃん」が出迎えてくれて、薬局が営まれていたころの郷愁をさそいます。
その「サトちゃん」のそばには、鉄琴やトライアングルらしい作品があり、音をかなでて味わってみました。
店内は太い梁(はり)が見える天井や昔のままの土間が、いかにも古民家らしい落ちついた雰囲気をかもし出し、その空間に溶け込むように作品が存在しています。
どの作品もレトロな薬の看板や古い調度品とも調和して、共鳴しあっている(響きあっている)という感覚をおぼえました。
◇「ハナウタコーヒー」店内の様子
「ハナウタコーヒー」店内はいって正面には、毎日焙煎される「ストレート」「ブレンド」など多種類のコーヒー豆がならんでいます。
カフェでの営業はされていませんが、店内でコーヒーを飲むことはできます。
好みの豆を選んでオーダーすると、ひき立てを「テトラん(テトラ型の手を取らない)コーヒー」にして紙カップで渡されます。
あとは店内に置かれたポットからお湯を注いでいただくという方式です。
店内設置のソファに座って飲んでもいいし、街道を散策しながら味わうのもいいでしょう。
「ハートブレンド」というかわいらしい名前の豆をみつけました。
そして、天井にもハートのしるしがあると教えてもらい、見上げると確かにあります。
改装時に、たまたま見つかった古いツバメの巣の跡だそうです。
さらに、病気の症状や漢方薬の処方名を記したものも、そのままインテリアとして壁に残しているところもユニークで興味ぶかく見入ってしまいました。
販売されているのはコーヒー豆だけでなく、赤間ならではの民芸品などもあり、見ているだけでも楽しめます。
“飲むと思わず「ハナウタ」が出るようなホッとするコーヒーを提供したい”という思いから店名となったという「ハナウタコーヒー」は、その名のとおり来る人をいやしてくれます。
香り高いコーヒーを飲みながら、遠い昔に思いをはせてみるのもいいかもしれません。
◇香りの中のアート
「ハナウタコーヒー」店内は芳醇なコーヒーの香りにみたされ、アロマを楽しみながらアートが鑑賞できる空間でした。
場所と人と香りが、音をテーマとした作品と響きあうアートシーンは「響きあうアート宗像」ならではの特徴ではないでしょうか。
神守る島「大島」そして特別会場「鎮国寺」も合わせて『響きあうアート宗像』でしか味わえない感動を、それぞれの会場でみつけてみてはいかがでしょう。
◆「響きあうアート宗像」について
会場/大島・旧唐津街道 赤間宿・鎮国寺(特別会場)
会期/2024年3月9日(土)~3月24日(日)
※詳しくは公式ホームページにてご確認ください。
◆「ハナウタコーヒー」
所在地/〒811―4146 宗像市赤間3丁目4-8
電 話/0940―55-1490
定休日/水曜日
営業時間/10:00~18:00(日祝日は17:00まで)
公式ホームページ
公式Instagram
※営業時間・定休日については、変更の場合がありますので公式Instagramまたは店舗にてご確認ください。